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Moto3最終戦バレンシアGPで表彰台逃すも、佐々木歩夢は「満足のいくシーズンだった」と納得の表情

2022年11月8日 13:35
Moto3最終戦バレンシアGPで表彰台逃すも、佐々木歩夢は「満足のいくシーズンだった」と納得の表情
決勝5位でフィニッシュの佐々木歩夢選手(撮影/遠藤智)
◇2022年MotoGP第20戦バレンシアGP・Moto3決勝(現地6日、スペイン)

Moto3クラスは、すでにタイトルを獲得しているイザン・ゲバラ選手がシーズン最後のレースを優勝で締めくくりました。今季7勝はチームメートで総合2位のセルジオ・ガルシア選手の3勝、総合3位で4勝を挙げているデニス・フォッジア選手を圧倒するもので、チャンピオンに相応しいシーズンでした。

ゲバラ選手と総合2位で最終戦3位のガルシア選手の所属するGASGAS Aspar Teamは、バレンシア・サーキットを本拠地とするチームで、総合5位で2位になったデニス・オンジュ選手を含めた3人のペースは、ライバルの選手たちにとっては驚異的なものでした。

GPが開催されているサーキットでは、出場しているカテゴリーのバイクで練習することはできませんが、それ以外のバイクなら走行できるので、とにかく、GASGAS Aspar Teamの選手たちのバレンシア・サーキットでの練習量はライバルを圧倒すると言われ、その成果がきっちり出たレースだったなあと思いました。

そして、今季3勝目と今季10回目の表彰台獲得が期待された佐々木歩夢選手は、トップの3選手にはついていけませんでしたが、10台に膨れあがったセカンドグループを牽引し、レース後半に入っても、もしかすると、総合3位争いをするフォッジア選手に先着して、6点差を逆転できるんじゃないかと思いました。しかし、フォッジア選手も総合3位を守るために終盤スパートを掛けて、佐々木選手をかわし、グループトップの4位でチェッカーを受け総合3位を死守。佐々木選手は5位で最終戦を終えました。

目標とする総合3位は獲得できませんでしたが、「今年は怪我も多く不運のリタイアもあって6戦に欠場したが、それを考えれば、2勝9回の表彰台獲得は自分としてはすごく良かったと思う。来年は、チャンピオン争いが現実のものになっているし、今年の反省点をしっかり活かして戦いたい」と語っていました。

そんな佐々木選手の活躍に日本人選手たちは大きな刺激を受けていました。来年は、Moto3クラスで日本人全盛時代が、再び、訪れることになるかもしれません。

佐々木選手は、今月下旬にはドイツで新体制となるチームの発表会に出席し、12月には日本に帰る予定です。「コロナ禍になってから、初めてオフシーズンを日本で過ごすことになるので、すごく楽しみ」と語っていました。アジアタレントカップ、ルーキーズカップでタイトルを獲得して将来が期待された佐々木選手。Moto3クラスに挑戦してフル参戦6年目の大ブレイク。来年は7年目のシーズンで「1番を目指す」と語っているだけに、まさに「71」番のゼッケンに相応しいシーズンになりそうです。