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鍵山優真 父と二人三脚でつかんだ五輪切符

2021年12月27日 19:53
鍵山優真 父と二人三脚でつかんだ五輪切符

フィギュアスケートの鍵山優真選手(18)が、代表内定から一夜明けた27日、日本テレビの単独インタビューに応じました。

五輪2度出場の父・正和さんと二人三脚でつかんだ初の五輪。「ずっと2人で同じ目標を持っていた。本当に一緒に居てくれてうれしい」と感謝と喜びを語りました。

◇主な一問一答

――五輪内定した今の心境

「4年前は(全日本選手権を)現地で見ていたたんですけど、その頃は4年後自分がここに立って五輪争いに加わっているなんて、1ミリも思っていなくて。でもこの4年間ずっと五輪を目標にしてきたので、4年間はあっという間だったと思いますし、自分の実力で五輪の切符を勝ち取る事ができたので、今はうれしい気持ちがあります」

――これまでの成長

「自分は小学校の頃から活躍した選手ではなかったので、悔しい思いをしてきたので、ひたすら練習してきただけ。みんなから遅れている状態からスタートしていたので、最近は『安定感』とか『質の高さ』で戦っていけているので、そこは練習の成果かなと思います」

――五輪まで課題としたい点

「ステップは、まだレベルを落としていたりするので、そこのレベルをまずは『レベル4』をもらえることと、もっといいジャンプが跳べると思うので、質を上げることが今後の課題です」

――オリンピアンの父・正和さんの存在について

「ずっと2人で同じ目標を持っていたので、本当に自分にとって(五輪は)夢の舞台だと思いますし、父も五輪に行っていたので、その舞台に行けるなんてすごくうれしいなと思います」

――北京五輪内定後、父との会話

「夜遅かったので、少ししか話してないですけど、『本当にとにかくよく頑張ったな』と。『五輪まで残りまた頑張っていこう』という話をしました」

――“スケーターの先輩”としての父から学んだこと

「『どの試合も1位を目指していかなければならない』という気持ちを一番学びました」

「(父は)すごくいろんな経験をしてきているので、いろんなアドバイスをくれて、すごくいい存在だと思います。自分1人ではできなかった事だったり、立ち上がれなかった部分とかあったので、本当に一緒に居てくれてうれしいです」

――五輪内定の羽生、宇野両選手の存在

「4年前もすごい選手でしたけど、4年たった今も本当に成長が止まらず、進化を続ける2人は本当にすごいなと思います。自分も早く追いつけるように、今までは背中を見るだけだったんですけど、肩を並べて、トップで戦えるように頑張ります」

――五輪で見せたい演技

「全日本ではできなかった300点。残り8点なんですけど、それは本当に大きい壁。でもその8点を超えたら、その時には必ず成長していると思うので、とにかく頑張りたいなと思います」

――北京五輪への意気込み

「初めての五輪なので、どういうふうに緊張するか分からないですけど、その中でもリラックスして自分らしさ全開で、『スケートが楽しい』というのをアピールできればと思います」

――北京五輪での目標

「自分ができる限りの挑戦をして、ノーミスの演技をして、五輪の舞台でガッツポーズすることが目標です」