フィギュア鍵山優真“仮想”北京五輪で優勝
◇フィギュアスケート アジアンオープントロフィー(現地15日、中国・北京)
2022年の北京五輪のテスト大会、アジアンオープントロフィー。北京五輪と同じリンクで行われた大会で18歳の鍵山優真選手が優勝しました。
前日のショートプログラムで首位に立っていた鍵山選手。フリースケーティングに4回転を4つ取り入れたプログラムで臨みました。
冒頭の今季から取り入れた4回転ループは着氷が乱れ、続く4回転サルコーでは「ちょっと軸が外れてしまった」と転倒。それでも4回転・3回転の連続ジャンプを成功させるなど179.98点。合計277.78点で2位の佐藤駿選手を20点差以上離し、優勝を決めました。
大会を制した鍵山選手ですが、試合後には「課題がたくさん残った演技だった。ジャンプの質を上げることが今後の課題。あとはもうちょっと表現力を高めていきたい」と課題点を口にしました。
また、4か月後に迫る北京五輪と同じリンクの状態については「氷の状態はとても良くて、すごく滑りやすい氷だった印象。会場の雰囲気をしっかり感じながら今回は滑ることができたのでそこは良かった」とコメントしました。
【結果】
1位 鍵山優真 277.78
(SP:97.80 FS:179.98)
2位 佐藤駿 256.16
(SP:90.77 FS:165.39)
写真:AFP/アフロ