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神村学園 粘り見せるも帝京長岡の前に敗退

2022年1月16日 4:11
神村学園 粘り見せるも帝京長岡の前に敗退

第100回全国高校サッカー選手権。鹿児島県代表の神村学園は、2回戦で新潟県代表の帝京長岡と対戦しました。試合を振り返ります。

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高い個人技を持った選手が揃う両チーム。試合は16分に動きます。帝京長岡のFW渡辺祐人選手(3年)が技ありのボレーシュートを決めて、帝京長岡が先制します。さらに32分にも、渡辺にこの日2点目となるゴールを決められて追加点を奪われ、前半を0対2で折り返します。

なんとか反撃に出たい神村学園は、後半始まって間もない44分にコーナーキックのチャンスを得ます。17歳以下の日本代表候補・MF大迫塁選手(2年)のニアへのクロスに、18歳以下の日本代表候補のFW福田師王選手(2年)がタイミングよく飛び込み1点を返します。積極的に攻めあがる神村学園でしたが、58分、帝京長岡の主将・三宅凌太郎選手(3年)に得点を奪われます。それでも勝利を諦めない神村学園は76分、福田選手のヘディングにMF佐藤璃樹選手(3年)が頭で合わせ得点するも、反撃はここまで。2対3で帝京長岡を前に涙をのみました。

試合後、神村学園の有村圭一郎監督は「試合のリズムに乗る前に、2失点してしまったことでゲームを難しくしてしまった」と悔しさを滲ませました。この試合で引退する3年生について問われると「順風満帆な3年間ではなく、多くの悔しい思いをしてきた3年生だが、努力と粘り強さで3年後には九州を代表するチームへと成長した。3年生には感謝している」と温かい言葉を贈りました。

この試合、ケガで試合に出られなかった抜水昂太主将に代わり、ゲームキャプテンを務めた畠中健心選手は「どっちに勝負が転がるか分からない中で、決定機を生かせず負けてしまい、勝負弱さが出てしまった」と話しました。また「高校サッカー選手権は、高校生にとっては憧れの舞台。後輩たちにもここでプレーできる幸せを感じてほしい」とエールを送りました。

「もう一度強い鹿児島を」…この思いは後輩たちに託されます。

※写真は18歳以下の日本代表候補・FW福田師王選手(2年)

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/鹿児島読売テレビ)