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クライミング・スピードで日本新記録 松山大学の大政涼が5秒61 練習では5秒37も

2022年7月2日 8:00
クライミング・スピードで日本新記録 松山大学の大政涼が5秒61 練習では5秒37も
スピードの日本新記録を樹立した大政涼選手(写真:アフロ、撮影は5月)
◇IFSC クライミングワールドカップ ヴィラール2022(6月30日、スイス・ヴィラール)

リードとスピードのW杯予選が行われ、日本の大政涼選手(20)がこれまでの日本記録を0.08秒上回る5秒61で日本新記録を樹立しました。しかし、この記録でも全体18位と決勝には進めませんでした。

大政選手は「スピード種目をやるにあたっての1つの目標だった日本記録更新を成し遂げることができて本当にうれしいです。まだまだ記録更新できる自信があるので、次戦のシャモニー大会でも頑張っていきます」とコメントしています。

大政選手は練習で5秒37というタイムを出すなど、日本のスピード種目をけん引する存在となりそうです。

スピードとは高さ15mの壁を登っていく種目で、東京五輪前までは日本のエース、楢崎智亜選手が5秒72をマーク。その後、安川潤選手が今年5月に5秒69をマークしています。

世界記録はこの日の決勝でインドネシアのカティビン選手が出した5秒04となっています。

パリ五輪ではリードとボルダリングの複合種目、スピードの2種目に分かれることになっていて、楢崎選手はリードとボルダリングの複合種目に専念すると話しています。