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2022年6月23日 16:00

【ホクレンDC】世界陸上へのラストチャンス・・・大学生ランナーも出場

【ホクレンDC】世界陸上へのラストチャンス・・・大学生ランナーも出場
早稲田大・井川龍人選手(右)は旭化成・市田孝選手(左)に続く4位

6月22日、陸上競技・中長距離のシリーズ戦、ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022の「20周年記念大会」が北海道深川市で開催されました。

この記念大会は、女子1000mと女子5000mを除く各種目のターゲットタイムが、今夏のオレゴン世界選手権の参加標準記録(世界陸連が定めた参加するために必要な記録)に設定されており、出場した選手たちは世界選手権を目指して力走しました。

参加標準記録の期限は6月26日までとなっており、多くの選手にとって、これがラストチャンスでした。

■男子10000mの代表は駒沢大学・田澤廉選手が有力

大学生では、早稲田大学4年の井川龍人選手が男子10000mに出場。日本選手権3位の市田孝選手(旭化成・大東文化大学OB)らと共に、ペースメーカーの外国人選手に付いていき、積極的にレースを進めました。

井川選手は世界選手権の参加標準記録からは遅れましたが、6000m過ぎからは市田選手を抜いて、日本人トップを独走する場面もありました。

最後は、ラスト1周で意地を見せた市田選手が日本人トップ(3位)を奪い返しました。井川選手は、サードベストとなる28分15秒95の好タイムで、市田選手に続き日本人2位(4位)でした。

「自己ベストを狙っていたので、結果悔しかったです。ここ最近のレースは、ラスト1周で負けている。自分の強みはスピードだったが、最近は落ちてきているのを感じている。ラスト1周で負けない選手になるのが課題だと思っています」と井川選手は、好走にも今後の課題を口にしていました。

男子3000m障害は、潰滝大記選手(富士通・中央学院大学OB)が1位。2位には、箱根駅伝初出場を目指す立教大学3年の内田賢利選手が入りました。内田選手は日本選手権でも自己新記録で8位入賞しており、今季、好走を連発しています。

男子5000mには、駒澤大学のルーキー佐藤圭汰選手が出場しました。自身が5月にマークしたU20日本記録(13分22秒91)の更新を目指しましたが、13分48秒28で9位でした。なお、日本人トップは塩尻和也選手(富士通・順天堂大学OB)でした。

男子1500mでは、前日本記録保持者の荒井七海選手(Honda・東海大OB)がハイパフォーマンスを見せました。惜しくも参加標準記録には届かなかったものの、日本歴代3位となる3分36秒63で接戦を制しました。

今回のホクレン20周年記念大会では、世界選手権の参加標準記録を突破した選手はおらず、追加の内定者は出ませんでした。

このため、男子10000mでは、ただ一人参加標準記録を切っている駒澤大学4年の田澤廉選手が、追加で日本代表に選出される可能性が高まりました。

■田中希実選手が1000mで日本新記録

また、女子1000mでは、すでに1500mと5000mの2種目で今夏のオレゴン世界選手権出場を決めている田中希実選手(豊田自動織機)が、自身が昨年8月にマークした記録を0秒39上回り、2分37秒33の日本新記録を打ち立てました。

1000mは、オリンピックや世界選手権では実施されない種目ですが、今回は800mのシミラーイベント(ワールドランキング集計対象となるサブ種目のこと)として行われ、この結果によって、田中選手は800mでもワールドランキングで世界選手権の出場権を得られる可能性が出てきました。