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涙の藤澤五月「こんなに悔しい表彰式って…」吉田知那美「一試合の負けで否定してしまうのはもったいない」史上初の銀メダル

2022年2月20日 14:23
涙の藤澤五月「こんなに悔しい表彰式って…」吉田知那美「一試合の負けで否定してしまうのはもったいない」史上初の銀メダル
左から石崎琴美選手、吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手、吉田知那美選手、藤澤五月選手 【写真:松尾/アフロスポーツ】
20日、カーリング女子の表彰式が行われ、銀メダルを獲得した日本代表チームが登場しました。

平昌五輪に続き、2大会連続のメダルを手にしたカーリング女子日本代表。銀メダルは史上初の快挙です。

表彰式では、5人で手をつないで表彰台に飛び乗り、手を振った選手たち。授与されたメダルをそれぞれの首にかけ合い、笑顔を見せました。

銀メダルを手にした日本代表チームですが表彰式を終えた藤澤五月選手は、「こんなに悔しい表彰式ってあるんだな」と涙ながらにコメント。悔しさを隠しませんでした。それでも「最終日まで、みんなでプレーできたってことは本当にすごくうれしかったし、このチームを本当に心から誇りに思う」と仲間への思いを口にしました。

◆以下、表彰式後の各選手インタビュー

――実際に銀メダルをかけてみていかがですか?

吉田夕梨花選手
「本当にしっかり重いですね」

鈴木夕湖選手
「今は悔しさの方が大きいんですけど、これが時間がたってもっとうれしさが増えてきたらいいなと思います」

◇石崎琴美選手(12年ぶり五輪参加)
「本当にみんなのおかげでいろんな経験を大会中もさせてもらって、しかもこんな素晴らしいメダルまでもらえて、本当に、本当に幸せです」

吉田知那美選手
「うーん、今はゲームに対してすごく悔しい気持ちだったりとか、自分に対してもすごく悔しい気持ちもあるんですけど、でもこの一試合の負けですべてを否定してしまうのはもったいないと思うので、4年間本当によく頑張ってきたなと感じています」

◇藤澤五月選手
「いや、こんなに悔しい表彰式ってあるんだなっていうのを初めて感じた。4年前は勝って終わって表彰台にのぼって、あのときはうれしい気持ちもあったんですけど、こうやって4年前とは一つメダルの色も変わったんですけど、正直まだ悔しさの方があって、すみません、なんかまとまらないんですけど…。でもここまでこのメンバーで来て、今日まで、最終日まで、みんなでプレーできたってことは本当にすごくうれしかったですし、このチームを本当に心から誇りに思います」