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「自信はちょっとある」ソフトバンク戦力外通告の上林誠知が現役続行へ意欲 アキレス腱も順調に回復

2023年10月24日 5:15
「自信はちょっとある」ソフトバンク戦力外通告の上林誠知が現役続行へ意欲 アキレス腱も順調に回復
ソフトバンクから戦力外通告を受けた上林誠知選手
球団から来季の支配下選手契約を締結しないと発表されたソフトバンク上林誠知選手が23日、ペイペイドームを訪れ、現役続行への意欲を見せました。

上林選手は、「まずは10年間本当にありがとうございましたというところと、今の自分をつくってくれたのはホークスのおかげなので感謝しています」と感謝の言葉を口にしました。

上林選手は13年ドラフト4位で仙台育英高校からソフトバンクに入団。4年目からレギュラーに定着し、5年目の18年には143試合に出場、打率.270、22本塁打、62打点の活躍を見せました。

「初めの5年間は良い思いをさせていただいて、あとの5年はけがが多く苦しかったですけど、それも含めて良い思い出です」と振り返る通り、2019年以降はけがと出場機会の少なさに泣きました。

2022年には右アキレス腱(けん)を断裂する大けがを負い、手術とリハビリを経て復帰したものの、今季は56試合の出場にとどまり、打率.185、9打点の成績でした。

本人は、「けがにも勝って覆したい気持ちで今年やっていましたけど、アキレス腱のけがはそんな甘くなかった。頭では動きたいけど動いてくれないというのがずっとでした」と悔しさをにじませ、「10月に入ってぐらいからよくなってきて、これだったらというのは見えたので、その矢先だったんですけど、来年どうなるか分からないんですけど、自信はちょっとありますけどね」と来季の現役続行に力を込めました。

戦力外通告を言い渡されたことについて、「ちょっとびっくりしましたけど、球団がそういう考えなんで従うしかない」としながらも、「現役を続けるつもりではいます」と力強く答え、トライアウトへの参加には明確な回答はしませんでしたが、「前向きにやっています」と次のステージを見据えました。