【北京五輪】氷点下22度 現地取材Dの凍ったまつ毛が物語る“過酷な環境” 金候補のモーグル堀島は準備万全
その張家口の競技会場を取材した日本テレビ取材班が体感した“極寒の地の過酷な環境”を伝えます。
2月4日の開会式に先駆けて、3日から予選が始まるフリースタイルスキー・モーグル。31日には日本男子が現地の午後7時すぎから、本番と同じ夜の時間帯に練習を行いました。
この日の気温はなんと氷点下22度。時折、強く冷たい風が吹き、雪が舞う会場では、万全な防寒対策をしているにもかかわらず、私たちの足先や指先の感覚は一切なくなり、さらにカメラや三脚も凍るほどでした。
そんな極寒の中での取材を終えたカメラマンは、「自分ではズームインしたと思ったが、指が凍ってズームインできていなかった。思い通りに体が動かない、初めての経験」と語っていました。
“まつ毛も凍る”過酷な環境の中、日本男子のエースで金メダル候補の堀島行真選手は、雪質やコースの感覚を確かめながらの調整。
練習後、寒さについて堀島選手は「カナダで練習した時にマイナス20度の中で練習したことがあって、そのときの服装で来たんですけど、足は冷たいけど体は温かい状況でいけている。そういう準備としてできたのでよかった。夜8時から9時の時間にベストなパフォーマンスを持って行けるかが今大会のメインになる」とコメント。厳しい寒さにもしっかり対応できている様子を見せました。
そして、期待がかかる日本男子初の金メダル獲得へ「会場の雰囲気も良く、楽しい五輪になりそう。1本1本、大切に滑っていければメダルにも手が届く」と自信をのぞかせました。
モーグルは3日から予選が始まり、男子決勝は5日、女子決勝は6日に行われます。
取材者たちの凍った体を溶かす熱い試合を期待しています。