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「抑えられるか不安もあった」巨人の守護神・大勢 「誠司さんが信用してくれた」 自信を取り戻せた“全球まっすぐ”

2024年8月22日 16:02
「抑えられるか不安もあった」巨人の守護神・大勢 「誠司さんが信用してくれた」 自信を取り戻せた“全球まっすぐ”
6月30日に復帰戦でセーブを挙げた大勢投手と抱き合う小林誠司選手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 巨人4ー1広島(21日、東京ドーム)

広島の4番5番6番から3者連続三振を奪い、節目となる20セーブ目を挙げた巨人の大勢投手。試合後には「ケガをしたときに戻ってきて、抑えられるか不安もあった」と率直な心境を吐露しました。

そんな大勢投手の自信をよみがえらせたのは6月30日の広島戦。キャッチャーの小林誠司選手のリードでした。

「誠司さんが自分のまっすぐを信用して要求してくれて、抑えることができて・・・あれで波に乗っていけたと思う」

その日投げた19球はすべてまっすぐ。満塁を作りましたが、最後は4番小園海斗選手をキャッチャーへのファウルフライに打ち取り、試合終了。巨人ベンチが守護神の帰還を喜びました。

小林選手にこの時の真意を聞いてみると、「誰でも自信のあるボールってまっすぐなんですよ。うちの守護神の復帰戦から、そんな(変化球とかで)こねくり回してたらいけないんです。『おかえり』という意味も込めてあえてまっすぐだけ要求したんです」と明かしてくれました。

傷つき、足元が揺らいだ守護神の自信を取り戻させた小林選手のリード。あの試合が今季の大勢投手の礎となっています。