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「情けないですよね」中日のエース大野雄大が今季2度目の完封勝利もまさかの反省

2022年8月12日 21:44
「情けないですよね」中日のエース大野雄大が今季2度目の完封勝利もまさかの反省
今季2度目の完封勝利を挙げた中日の大野雄大投手
プロ野球セ・リーグ 中日4-0阪神(12日、京セラドーム)

中日の先発・大野雄大投手が今季2度目の完封勝利を挙げました。

初回から伸びのあるストレートに変化球を低めに集める投球で、6回まで阪神打線に2塁を踏ませません。

7回には2アウト1、3塁と初めてピンチを背負いますが、山本泰寛選手を内角低めいっぱいのストレートで見逃し三振に仕留めます。

8回も無失点に抑えた大野投手は9回のマウンドに上がりますが、四死球でノーアウト1、2塁のピンチを背負います。

それでもロドリゲス選手をダブルプレーに打ち取り2アウト。そして続く佐藤輝明選手をストレートでレフトフライに抑え、9回を103球、無失点で今季2度目の完封勝利。6月17日以来の5勝目を挙げました。

▽以下、大野投手のヒーローインタビュー

――ナイスピッチングでした。今日のピッチングを振り返ってください。

「ストライク先行でどんどん攻めていけたと思いますし、野手のみんながよく守ってくれた結果、最後まで投げ抜けたと思います」

――完封がかかった9回にピンチを招きましたけども、どうでしたか?

「ああいうのがブルペンをバタバタさせてしまうので、何とか1人で投げきるぞという気持ちでピンチになってもいましたし、それを乗り越えられて1つ成長できたかなと思います」

――阪神打線に対してどんな意識を持ってマウンドに上がりました?

「阪神打線は早いカウントから甘い球をどんどん打ちにきたので、そのなかで変化球を投げたりとか、まっすぐを強く投げてファウルを打たせたりとか、そういうことを意識しながら投げました。また長いイニングを投げられたらいいなと思いながら、今日はマウンドに上がりました」

――前回の登板後、次回は粘りのピッチングをしたいとおっしゃっていましたが、今日はダブルプレーを3つ取りました。まさに有言実行のピッチングだったんではないでしょうか?

「決め球がいいところにいった結果、ダブルプレーにつながったと思いますし、今日は狙ったダブルプレーができた。技術で取ることができたダブルプレーだと思っているので、それは野手のみんなが取ってくれたものだと思うのですけど、そこは感謝したいです」

――7回のピンチで山本選手へのインコースのボール。最高だったんじゃないですか?

「内にシュートして入らないように気をつけて投げて、それがしっかり決まって球審の手が上がってよかったと思います」

――6月17日以来の5勝目。久しぶりの勝利の味はいかがでしょう?

「情けないですよね。チームの柱として投げているつもりですし、ピッチャーが2か月近く勝ってないので、情けない話だと思いますし、シーズン残りまだ2か月ぐらいありますので、しっかりと巻き返して、チームの順位を1つでも上げていけるように頑張っていきます」

――大島洋平選手が離脱という中での1勝はチームにとっても大きいのではないでしょうか?

「大島さんが抜けるというのは非常に苦しいですよね。でもチーム全員でその穴をカバーしようと思って今日挑みましたし、1つ勝てたことで、みんな自信がついて明日以降につながっていくと思いますので、いい勝利だと思います」