◇プロ野球セ・リーグ 巨人2-1ヤクルト(3日、東京ドーム)

エースの戸郷翔征投手が9回149球10奪三振1失点の熱投で、2年連続2ケタ勝利となるリーグ単独トップの10勝目を挙げました。

この日の相手は、ここまで2試合に登板して防御率7.15と苦手にしているヤクルトでしたが、初回から150キロ超えのストレートを連発。ヤクルト打線を4回までわずか1安打に抑える好投を見せます。

1-0とリードして迎えた5回にはオスナ選手にタイムリーヒットを浴び同点を許しますが、粘りの投球で、8回まで1失点の投球。

この時点で球数は127球に達していましたが、「志願しました。」と9回のマウンドに上がった戸郷投手。

ヒットと四球で一打逆転のピンチを招きますが、宮本丈選手を150キロのストレートで打ち取り、9回149球10奪三振1失点の熱投で、セ・リーグ10勝一番乗りとなりました。

打線では4番の岡本和真選手が2夜連続の1試合2本塁打を放つ活躍。主砲の活躍に戸郷投手は「8回に(岡本)和真さんのホームランで気合入りました。和真さんが打ってくれてチームがいい状況になっているのでありがとうございます」とコメントしました。

またリーグ一番乗りとなった10勝について「野手の方たちと中継ぎの方たちが積み上げてくれた10勝なので、今日は何とか一人で投げきりたかった。投げきって勝ちがついて良かったです」と、チームメートへ感謝の気持ちを語りました。