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【箱根駅伝】青山学院大 往路新記録の裏側 「やはり1区の滑り出し」原監督もうなる3分速い相手に果敢な攻め

2024年1月5日 18:31
【箱根駅伝】青山学院大 往路新記録の裏側 「やはり1区の滑り出し」原監督もうなる3分速い相手に果敢な攻め
1区で先頭集団につく青山学院大の荒巻朋熙選手(右)
第100回大会を迎えた箱根駅伝は、青山学院大が2年ぶり7回目の総合優勝を達成。特に往路は、3分以上大会記録を更新する5時間18分13秒で、2位駒澤大学を2分半以上引き離しました。

激闘から一夜明けた4日、出場した選手や原晋監督らが日本テレビ『news zero』に出演し、好記録となった往路の裏側を語りました。

ライバルの駒澤大学は、昨季に学生駅伝三冠を達成。今季も10月の出雲駅伝と11月の全日学生駅伝で、1区からトップに立ち続け、2年連続の三冠へ王手をかけていました。

だからこそ原晋監督が優勝したポイントと挙げたのは、「やはり1区の滑り出し」と分析。「想定していた(1位と)35秒差。良い流れでタスキリレーできた」と振り返ります。

青山学院大学の1区を託されたのは、2年生の荒巻朋熙選手。ハーフマラソンの自己記録は1時間3分11秒です。駒澤大学の1区を務めた3年生の篠原倖太朗選手が自己記録は1時間00分11秒と、その差は3分ありました。

いざスタートすると、篠原選手や駿河台大学のレマイヤン選手らがハイペースでレースを展開。そこに荒巻選手は食らいついていきます。中盤、徐々に引き離されますが、粘りに粘って混戦となる2位集団の中、9位でタスキリレーしました。

先頭と35秒差で2区に託した荒巻選手は、「目標は駒澤大学について行くことだったので、結構ハイペースで入って先頭を意識して走ったことは、後半の選手には少しでも元気を与えられたかなと思います」と振り返ります。

するとチームは2区から3連続区間賞を獲得。3区の太田蒼生選手で駒澤大学を抜きトップに立ちました。また、往路アンカーの5区では若林宏樹選手が区間記録を超える個人2位の快走。まさに攻めの気持ちが伝染したようなレース展開で、往路新記録を達成しました。