◇FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB 日本3－0スロベニア（7日、国立代々木競技場 第一体育館）

スロベニアにストレートで勝利し、パリ五輪の切符を手にした男子バレーボール日本代表。試合後、セッターの関田誠大選手は、今年3月に胃がんで亡くなった東京五輪代表の藤井直伸さんのユニフォームを着てインタビューに登場しました。

関田選手は同じセッターとして藤井さんとともに東京五輪に出場。戦友である藤井さんへのメッセージを求められると「いや、もう・・・」と言葉を詰まらせます。涙をこらえながら、「藤井さんがいたかった場所に自分も立って、精一杯頑張って戦った結果です」と話し、会場からは温かい拍手が送られました。

身長175センチの関田選手は、この試合で第2セットに約30センチ上回る相手のスパイクを見事にブロック。第3セットには相手のミスを見逃さずダイレクトでスパイクを決めるなど、チームの勢いをもたらす活躍をみせました。