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【MotoGP】「失うものはなにもない」逆転総合優勝に挑むクアルタラロは8番手 タイトル王手のバニャイア9番手 緊張感あふれるタイトル争いに注目

2022年11月5日 14:17
【MotoGP】「失うものはなにもない」逆転総合優勝に挑むクアルタラロは8番手 タイトル王手のバニャイア9番手 緊張感あふれるタイトル争いに注目
「失うものはなにもない」と全力走のファビオ・クアルタラロ選手(撮影/遠藤智)
◇2022年MotoGP最終戦バレンシアGP(4日~6日、スペイン)

MotoGPクラスのタイトル争いが、緊張感を増してきました。総合2位のファビオ・クアルタラロ選手は「失うものはなにもない」と全力で駆け抜け、FP1はトップタイムをマーク。FP2は大接戦の中で8番手でした。

走行を終えたクアルタラロ選手は、「今日はいい一日だった。タイムアタックは完璧ではなかったけれど、ペースはすごく良かった」と自信あふれるコメント。

特にFP2では、1分31秒台でロングランをこなし、ニュータイヤを入れた最後のアタックでは1分30秒台を3ラップ連続でこなしました。初日トップのルカ・マリーニ選手からクアルタラロ選手までのタイム差は、わずか0.225秒。大接戦となっていますが、連続ラップのアベレージではナンバー1の仕上がりでした。

対して、クアルタラロに23点差をつけて総合首位のフランチェスコ・バニャイア選手は、14位以内に入ればタイトルが決まるだけに、初日のフリー走行は“安全運転”に徹しました。

FP1は17番手、FP2はセッション終盤にかけて1分31秒台で連続ラップをこなしましたが、マージンを十分にとっての走行でした。

昨年、最終戦バレンシアGPで圧倒的な強さで優勝しているバニャイア選手だけに、安全運転だったことを、より感じさせることになりました。

「23点の大量リードも何が起きるかわからない。とにかく集中する」とコメントするバニャイア選手。念願の最高峰クラスのタイトル獲得を目前に、プレッシャーの大きさを感じさせる一日でした。

攻めのクアルタラロ選手と守りのバニャイア選手。対照的な一日となりましたが、土曜日のフリー走行、予選に注目です。

【MotoGP最終戦バレンシアGP放送&配信予定】
■BS日テレ
7日(月) 25:00~26:00「速報!MotoGP」
■CS日テレジータス 全クラス予選・決勝生放送
予選 5日(土) 20:30~00:45
決勝 6日(日) 18:45~00:00
■Hulu LIVE配信 全クラス予選・決勝生配信
予選 5日(土) 20:30~00:45
決勝 6日(日) 18:45~00:00