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【女子バレー】フルセットの大熱戦も日本惜敗 今大会でのパリ五輪出場はならず ブラジルに五輪切符

2023年9月24日 21:46
【女子バレー】フルセットの大熱戦も日本惜敗 今大会でのパリ五輪出場はならず ブラジルに五輪切符
バレーボール女子日本代表(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
◆FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB ブラジル3-2日本(24日、国立代々木競技場 第一体育館)

各組8チームの総当たり戦で、上位2チームにパリ五輪の出場権が与えられる今大会は、すでに全勝のトルコがパリ五輪の切符を獲得。残り1つの枠をかけて5勝1敗同士の日本(世界ランク8位)とブラジル(世界ランク4位)が直接対決。勝ったチームがパリ五輪出場権を獲得することになりました。

第1セット、ブラジルの攻撃に苦しめられる日本でしたが、キャプテンのOH古賀紗理那選手のサービスエース、MB山田二千華選手がブロックなどで応戦。中盤はOH林琴奈選手のスパイクなどで21-21と食らいつきますが、最後は4連続ポイントを許した日本。第1セットは21-25で落とします。

第2セット序盤は、日本が圧倒。古賀選手、林選手のスパイクに加えMB渡邊彩選手のブロックなど怒とうの7連続ポイントで大きなリードを奪います。その後も得点を重ね19-12としますが、ここからブラジルの猛反撃。日本の得点が止まると、点差はみるみる縮まり20-20の同点になります。それでも終盤、古賀選手、林選手の得点などでセットポイント。最後は今大会、サーブ好調の山田選手のサービスエースで25-22。第2セットを奪った日本が、セットカウント1-1に追いつきます。

第3セット、日本はOH石川真佑選手を中心に得点。一方のブラジルも強烈なスパイクを繰り出し、点差が広がらない互角の展開が続きます。この均衡を破ったのは日本。21-21から古賀選手のスパイク、さらに山田選手のこの試合3本目のサービスエースで連続ポイント。24-22とセットポイントを迎えた日本でしたが、ここからブラジルに粘られ24-24のデュースに持ちこまれると、その後も連続得点を許し25-27。セットポイントを迎えながら、勝負所でうまくいかず第3セットを落としてしまいます。

後がなくなった第4セット、日本はOH井上愛里沙選手を中心とした得点で、序盤から大きくリードを奪います。さらにOH和田由紀子選手のサービスエース、山田選手のブロックなどでブラジルの反撃を許さず。最後は石川選手が決めて25-15で奪取。パリ五輪切符のゆくえは最終第5セットまでもつれ込みます。

第5セット、いきなりブラジルが3連続ポイントで先取。リードを許すも日本は石川選手のスパイクなどで得点を奪い反撃。序盤のビハインドをなくし10-10に追いつきます。それでも最後に突き放され10-15。フルセットの大熱戦もブラジルに2-3(21-25、25-22、25-27、25-15、10-15)で敗れた日本は5勝2敗となりプールB3位が確定。勝ったブラジルがパリ五輪出場権を獲得しました。

日本は今大会でのパリ五輪出場権を獲得することはできず。五輪への残りの出場枠は5つ、2024年6月17日時点での世界ランクで決定するため、日本は来年のネーションズリーグに出場し、ポイントを重ねて世界ランクを上位にすることが求められます。

【日本の日程と結果】
16日 ○3-0ペルー
17日 ○3-0アルゼンチン
19日 ○3-0プエルトリコ
20日 ○3-0ブルガリア
22日 ○3-0ベルギー
23日 ●1-3トルコ
24日 ●2-3ブラジル

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