【W杯】ベスト4に前回覇者フランス&モロッコがアフリカ勢初の快挙 イングランド、ポルトガルは涙
準々決勝が現地10日に行われ、フランスとモロッコが準決勝に駒を進めました。W杯2連覇を狙うフランスは2大会連続のベスト4、モロッコは初のベスト4。両チームは準決勝で激突します。
◆モロッコ1-0ポルトガル
得点者:エンネシリ(モロッコ)
決勝トーナメント1回戦でハットトリック達成のゴンサロ・ラモス選手をスタメン起用し、クリスティアーノ・ロナウド選手をベンチに置いたポルトガル。前半からボールを支配し攻めるもゴールは奪えない状況は続きます。
その均衡を破ったのはモロッコ。前半42分、左サイドのクロスにエンネシリ選手が打点の高いヘディングで先制し、リードを奪います。
後半6分にクリスティアーノ・ロナウド選手を投入したポルトガルは同点に追いつくため、攻勢に出ます。後半37分にはクリスティアーノ・ロナウド選手の落としにジョアン・フェリックス選手の強烈な左足でのシュート、アディショナルタイムには縦パスに抜け出したクリスティアーノ・ロナウド選手のシュート。しかしモロッコ守護神ボノ選手の好セーブにあい、最後まで得点を奪えませんでした。
モロッコがポルトガルを完封勝利で下し、アフリカ勢初のベスト4進出。W杯5試合で1失点と鉄壁の守備が光っています。一方敗れたポルトガルのエース、クリスティアーノ・ロナウド選手は涙。自身5度目のワールドカップも優勝には届きませんでした。
◆フランス2-1イングランド
得点者:チュアメニ、ジルー(フランス)、ケイン(イングランド)
40年ぶりにW杯で対戦した両チーム。先制したのはフランスでした。前半17分に約26mの距離からオレリアン・チュアメニ選手が豪快なシュート。GKから逃げるように横に大きく曲がった弾道でネットを突き刺し、前半をリードします。
後半イングランドはブカヨ・サカ選手のドリブルからPKを獲得。ハリー・ケイン選手が決めて同点にします。
それでもフランスは後半33分、左サイドからのクロスにオリヴィエ・ジルー選手がヘディングで勝ち越し。
後半37分、イングランドは再びPKを獲得。しかしハリー・ケイン選手のキックはゴール上に外れて失敗。フランスがベスト4に進み、W杯2連覇へまた一歩前進しました。