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「純粋にうれしかった」2度目の“師弟”アベック弾 巨人・中田翔「引き出しを少しでも増やしてあげることができたら」

2023年7月12日 11:32
「純粋にうれしかった」2度目の“師弟”アベック弾 巨人・中田翔「引き出しを少しでも増やしてあげることができたら」
秋広優人選手がHRを放った後の中田翔選手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 巨人4-0広島(11日、東京ドーム)

2回に先制点の第11号ソロホームランを放った中田翔選手。自身の通算本塁打数を299に伸ばしました。

「自分の積極性というものだけは忘れないようにそこだけを意識して打席に立ちました」と冷静な様子で報道陣の前に現れた中田選手。

300という数字については「通過点の1つ」と全く意識していないと話しましたが、自主トレを一緒に行う秋広優人選手のホームランの話になると相好を崩しました。

「純粋にうれしかったですね。アキが一番うれしいと思いますし、チームとしては大きな2点目だったと思うので、すごくうれしかったですね」とニヤリ。「自主トレ一緒にやっているんで、ちょっと違った感情が入るかもしれないですけど」と付け加えました。

秋広選手にいきなり「自主トレを一緒にやらせてください」と電話で申し込まれると、むげにすることなく受け入れた中田選手。受け入れたのは34歳という年齢も関係しているのか尋ねると「年齢もあると思います」と話しました。

「自分の若いときは西岡剛さんだったり、稲葉(篤紀)さんだったり、金子(誠)さんだったり、小谷野栄一さんだったりっていう、いろんなことを教えてくれた先輩方がいた。僕もすごく励みになったというか、そういう経験があるので、少しでも(秋広選手らにとって)そういう存在になれれば、と思います」

自分が先輩からしてもらったことを後輩にも。「僕はあとさき短いプロ野球人生」と自嘲めいた笑いをみせた中田選手。「あの先輩方に比べたらまだまだですけど、いろんなことを話しして、あの子らの引き出しを少しでも増やしてあげることができたらいいのかなと思います」と続けました。