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巨人・菅野智之 変革の11年目の挑戦「1試合も同じ球種の割合はない」

2023年7月25日 15:00
巨人・菅野智之 変革の11年目の挑戦「1試合も同じ球種の割合はない」
巨人・菅野智之投手(画像:日テレジータス)
プロ野球巨人菅野智之投手が今月17日、CS日テレジータスで放送された『超ジャイアンツ』にインタビュー出演しました。

今年、プロ11年目を迎えた菅野投手。コンディション不良によりプロ入り後初の開幕二軍スタートとなりましたが、6月に一軍復帰を果たすと、ここまで5試合に登板して2勝をあげています。

7月8日のDeNAでは、7回無失点と会心のピッチングで、今季初めて、東京ドームで勝利をあげました。

この試合について「DeNAは、一回乗せるとこわいチーム。すごく打力のあるチームなのでそこはすごく注意して投げた。丁寧に投げないと抑えられない(チーム)。その中でフォアボールがひとつもなかったところがよかった」と振り返りました。

ストレートや変化球の使い方については「まんべんなく投げた。試合ごとに球種の割合は1試合も同じ割合の日がないと思う」と話す菅野投手。

今季、菅野投手が登板した4試合の球種割合を見てみると6月11日のソフトバンク戦では、スライダーが23%と多めですが、6月18日の楽天戦では、36%とカットボールが多めになるなど、球種の割合に変化があります。

この配球の意図について「僕の理想は4球種あったら全部25%ずつだったらけっこう良いのかなと思うので、まんべんなく(投げている)。その日に調子のいいボールを選択しながら、自分の中では今できるピッチングで抑えに行く」と話します。

菅野投手は「いつか今シーズンどこかで150キロ連発してストレートで押していくピッチングもできないことはないと思っているし、僕の強みは色んな(スタイルの)ピッチャーになれるというところだと思うので、色々な姿を表現していけたらいい」と冷静です。

シーズン終盤に向かう中、ストレートの力が今以上に出るかを尋ねられると、「そればかりがすべてではないが、スピードは出そうと思えば出せると思う。ただ、今新しいことに挑戦しているし、メカニズムの中で無理して今の力以上のものを出そうとすると、今までやってきたことが崩れてしまうと思うので、今はバランス重視で投げたいところにしっかり投げられているので、それが今は大事なこと。形がハマっていったら次は出力を出していく」と中堅の投手らしいしっかりとしたプランを見据えています。

菅野選手はファンに向けて、「僕自身まだまだ始まったばかりなので、新しい菅野智之を少しでも早く確立していけるようにがんばっていきますので、また温かい声援をよろしくお願いします」とコメントしています。