「もう一度切れるリスクは減る」前田健太が受けた右肘ハイブリッド手術 大谷翔平の選択も「ベストなのかな」
21年9月に右肘じん帯の再建手術を受け、今シーズン2年ぶりに復帰を果たした前田健太投手は従来のトミー・ジョン手術に加え、人工じん帯でさらに強化するハイブリッド手術を行いました。
前田投手は「リハビリ過程とリスクは(従来の手術と)同じで、良い方としては人工じん帯を入れた方がもう一度切れるリスクはやっぱり減る」と話します。
人工物が体内に入ることについては「手術後、補強が普通のじん帯よりも強くギュッとしているので、 ちょっと伸びづらいとかが最初はあるんですけど。そこまで違和感はないです」と語りました。
さらに前田投手と同じハイブリッド手術を行ったといわれている大谷選手についても語った前田投手。「これからトミー・ジョン手術をする選手は、みんなハイブリッドを選んでいくと思います。大谷選手も2度目のトミー・ジョン手術なので、ハイブリッド手術をして、もう1度切れないように補強する方がベストなのかな」とコメントしました。
手術後、復帰までは1年といわれていますが、前田投手自身、手術の次の日にはリハビリを開始。指を動かす簡単なものから始め、5~10mくらいのキャッチボールをするには約半年がかかったといいます。さらにブルペンでのピッチングはそこから3~4か月後、実戦での投球は手術から1年かかったと語りました。
前田投手は実際に手術をして「あまり大変じゃなかったです。リハビリをちゃんとすればいい姿で戻れると思ったので、辛いとも思わなかった」と当時の心境を振り返りました。