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黒田朝日が青学初の27分台 主戦場3000m障害は「今年限りで一区切り」【関東インカレ】

2024年5月10日 12:05
黒田朝日が青学初の27分台 主戦場3000m障害は「今年限りで一区切り」【関東インカレ】
青学大のエース黒田選手が27分台の自己新記録で日本選手トップの3位
第103回関東学生陸上競技対校選手権大会(通称、関東インカレ)が5月9日に国立競技場で開幕。初日には男子10000mが行われ、箱根駅伝で活躍した学生ランナーたちが熱戦を繰り広げました。

男子2部は2組に分かれてのタイムレースとなり、有力選手が集まった第2組は、1部を凌ぐハイペースのレースになりました。

勝負は、中盤から独走していたデイビッド・シュンゲヤネイヤイ(麗澤大学3年)と、終盤に追い上げたスティーブン・ムチーニ選手(創価大学2年)の一騎打ちとなりましたが、最後はシュンゲヤネイヤイが逃げ切って、27分41秒11の自己新記録を打ち立てて優勝を飾りました。 日本選手トップの3位には、青山学院大学の黒田朝日選手(3年)が入りました。

「タイムは全然意識していなくて、レースなので順位を意識して走っていました。優勝を狙っていましたが、やっぱり留学生の選手は速かった。それでも、日本選手トップという結果で走れたのは良かったです」

レースをこう振り返る黒田選手ですが、記録も27分52秒02と青学大記録を大幅に更新し、トップ選手の証とされる27分台ランナーの仲間入りを果たしました。今年の箱根駅伝ではエース区間の2区で区間賞を獲得しており、その力をトラックでも見せつけました。ちなみに、多くの名ランナーを輩出してきた青学大ですが、意外にも現役学生の27分台ランナーは黒田選手が初めてとなります。

黒田選手はもともと3000m障害の実力者で、高校時代には高校歴代2位(当時)をマークしています。関東インカレでも過去2大会は3000m障害で表彰台(1年時3位、2年時2位)に上がっていますが、今大会は3000m障害にはエントリーしませんでした。

「サンショー(3000m障害のこと)は今年限りで一区切りしようと思っている。10000mや5000mが学生としてメインで戦っていくところだと思うので、そっちの方でしっかりチャレンジしていきたい」と、その理由を口にしました。

「青学として狙っていくところは三大駅伝の優勝っていうところなので、チームの目標に向かってしっかり駅伝で結果を出していくことを目標にやっていきたい。青学は駅伝で勝つチームなので、学生のうちは青学の流れに乗ってやっていきたいと思っています」

トラックでの圧巻のパフォーマンスも駅伝で勝つため。箱根駅伝では連覇がかかる今シーズン、黒田選手のエースとしての活躍がチームをさらに勢いづけそうです。
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