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【卓球W杯】15歳・張本美和は世界2位から2ゲーム奪うもベスト4で終戦 中国ベンチも"熱”のこもった声援

2024年4月20日 20:05
【卓球W杯】15歳・張本美和は世界2位から2ゲーム奪うもベスト4で終戦 中国ベンチも"熱”のこもった声援
張本美和選手(写真:アフロ)
◇ITTF男女ワールドカップマカオ2024 女子シングルス準決勝(20日、中国・マカオ)

中国・マカオで行われている卓球ワールドカップ個人戦は20日、唯一日本の女子選手で勝ち上がった15歳の張本美和選手が、シングルス準決勝に出場。世界ランク2位中国の王曼昱選手に2-4(9-11、6-11、11-6、6-11、11-9、11-13)で敗れました。

世界ランク12位の張本選手は決勝トーナメント1回戦で同3位中国の王芸迪選手を撃破。19日の準々決勝でも同10位プエルトリコのA.ディアス選手を下し、ベスト4進出を決めていました。

王曼昱選手とは、国際大会では過去0勝1敗。去年1度敗れている中国トップ選手相手に2ゲームを連取されます。それでも第3ゲーム、ミスのないラリーで8連続ポイントを奪取。11-6で取り返します。

1ポイントを重ねる毎に中国ベンチからも大きな声が響く中、第4ゲームは流れつかめず。ゲームカウント1-3と窮地に立たされます。

追い詰められた張本選手ですが、バックの激しい打ち合いから強烈フォアハンドで決めるなど、序盤からリード。最後は詰め寄られますが、11-9と逃げ切り1ゲームを返します。

第6ゲーム、王曼昱選手も緩急で翻弄(ほんろう)しますが、張本選手も攻撃的に展開。終盤、8-8の場面から張本選手がロングラリーを制すと、次のポイントではお返しとばかりに王曼昱選手がラリーの応酬を制して、雄叫びをあげます。意地と意地がぶつかり合う戦いは、11-13で王曼昱選手に軍配。張本選手は、今大会2度目の中国選手撃破ならず、ベスト4で大会を終えました。

また兄の張本智和選手は、シングルス準決勝に登場。世界ランク8位中国の林高遠選手と対戦します。