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【直撃】主将・富樫勇樹が警戒する選手は?バスケW杯の対戦国決定

2023年4月30日 9:00
【直撃】主将・富樫勇樹が警戒する選手は?バスケW杯の対戦国決定
バスケットボール日本代表キャプテン・富樫勇樹選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
8月25日から日本を含む3か国で開催される「FIBAバスケットボールW杯2023」。1次ラウンドの組み合わせ抽選会が29日、フィリピン・マニラで行われました。日本は、オーストラリア(FIBA世界ランキング3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)の3か国と対戦します。

対戦国が決まったことを受け、日本代表キャプテン・富樫勇樹選手が日本テレビの単独インタビューに応じ「どこがきても格上、それは分かっていたんですけど少し厳しいグループに入ったのかなと思う。正直言うと3か国全部手ごわいかなと思います」と印象を語りました。

そんな富樫選手が、戦うのが特に楽しみだというのがドイツ。2019年の親善試合では富樫選手は欠場したものの、大金星を挙げた相手です。「僕としては外から見ていた。メンバーとして戦ってもう一度勝利したい」と力強く語りました。

中でも富樫選手が警戒するのは、デニス・シュルーダー選手。八村塁選手と同じロサンゼルス・レイカーズに所属するNBAプレーヤーで、富樫選手と同じポジションのポイントガード。キャリア平均14.0得点、3ポイント成功率は33.7%をマークしています。

富樫選手はシュルーダー選手について「すごい色んなフェイクをしてくるというよりは、緩急をつけて一気に抜き去っていくようなドライブが持ち味。ワールドカップでマッチアップできるのは楽しみです。同じポジションとして、少しでも彼が嫌がるようなことをしていきたいし、しつこくやっていくしかないと思う。一瞬も気を抜けない」と、警戒しつつも直接対決に向け意欲を見せました。

その強豪ドイツは、8月25日に行われる開幕戦の相手。その後、フィンランド、オーストラリアとあたる対戦順について「チームとしては一番準備をできるのが初戦なので、そこがドイツ戦というのは個人的には良かったかなと思う。あとの2試合も大事だが、初戦を取れるかどうかが最大のポイントになる」と初戦の重要性を挙げました。

2019年に行われた前回大会には、右手を骨折し出場することができなかった富樫選手。「これまでバスケをやってきて、オリンピックも日本で(開催)できて、ワールドカップも日本で開催できて本当に幸せだなとすごく思う。チームとしては、目標であるオリンピックの切符をつかむ。そのためにしっかり結果を出したい」と意気込みを語りました。