“大谷翔平との会話”は貴重な財産 飛躍のシーズンへ高橋宏斗「この先、何年も意識してやっていく」中日に合流
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、世界一となった侍ジャパンの高橋宏斗投手が24日、所属の中日に合流しました。
この日はバンテリンドームでランニングなどを行い軽めの調整。久しぶりのチームメートと談笑する様子が見られました。
高橋投手は侍ジャパン最年少の20歳でWBCに出場し、3試合に登板。アメリカとの決勝戦では、マイク・トラウト選手、ポール・ゴールドシュミット選手とメジャーリーグ屈指のバッターたちから三振を奪うなど、素晴らしい投球を披露しました。
きょうの会見では「まだ実感が湧いていないですけど、とても今はうれしい気持ちでいっぱいです。自分のベストパフォーマンスができた。中継ぎで投げることになって、すごくいい経験もできましたし、少しはチームに貢献できたんじゃないかなと思います」と話しました。
また今大会を通じて、大谷翔平選手と多くの会話をしたという高橋投手。世界のトップに立つ選手との交流は何よりも貴重な財産となりました。
「食事の時に席がすごく近かったので、ピッチャーのことや配球のことを話して、すごくいろいろなことを学ばせてもらいました。その次の日から(学んだことを)生かして、ピッチングやキャッチボールを始めました。この先、何年も意識してやっていくことになるんだろうなと思っています」
プロ3年目のシーズンを迎える高橋投手。意識しているのは、同じ侍ジャパンで活躍した山本由伸投手(オリックス)の3年目の成績。
山本投手は3年目で最優秀防御率のタイトル獲得し、20試合、143イニング、防御率1.95、8勝6敗の成績を記録。「これ以上を目標にやりたいと思います」と、具体的な数字を掲げました。
迫るシーズンに向けて、「1日でも早く投げられる状態にすることが自分の役割だと思いますし、状態をアピールして、いつでも投げられる準備をしたいと思います」と、新シーズンへ準備を始めます。