元世界王者のジェイソン・モロニー選手と24日に対戦し、ボクシング転向後6連勝目を飾った那須川天心選手が一夜明け会見に登場しました。

日本でも親しまれるモロニー選手と対戦した那須川選手は10ラウンド判定の末、勝利を収めました。「モロニー選手は僕の眠っている部分を試合で引き出してくれた。1試合で何試合分の経験をさせてもらいました。もっと自分はつよくなれる」と試合を振り返りました。

また試合後、血尿が出たことを明かした那須川選手。「トレーナーに聞いたら『これくらいは当たり前だよ』といわれて怖いと思った」と驚きをみせつつ、「命削ってるなーって感じ。かっこいい、人生楽しいと思った」と本人はハプニングすらも楽しんでいる様子。

記者から勝利のご褒美について聞かれると、「減量中にめちゃくちゃ焼き肉やを予約しちゃいましたね。予約した店は7件ですね。一週間毎日焼き肉やで埋まっちゃってますね。ちょっともうクレイジーですよね」とご褒美を心待ちにしている様子を見せました。

帝拳ジムの本田明彦会長は会見後、那須川選手の次戦について6月に世界ランカーと世界前哨戦に臨み、11月にも世界初挑戦の舞台に立つ可能性があることを吐露。今後について「本当に世界のベルトが見えてきた。今年中に世界王者のベルトをとりにいきたい」と意気込みました。