ワールドカップで来年のパリ五輪出場権を獲得に導いたバスケットボール男子日本代表。8日の夜に日本テレビの番組にトム・ホーバスHC、富樫勇樹選手、比江島慎選手、渡邊雄太選手、馬場雄大選手、吉井裕鷹選手、河村勇輝選手が生出演しました。

番組で話に上がったのは、渡邊雄太選手の結果がでなければ代表引退を宣言したことについて。大会前に大きく言って逃げ場をなくし、自分を追い込むことで自身を奮起するため、またチームメートは渡邊選手を引退させないという強い気持ちで結束しました。最終的に48年ぶりとなる自力でパリ五輪出場権を獲得、渡邊選手も代表引退を撤回することを表明しました。

渡邊選手は「本当に負けたら最後のつもりだったので、みんなが助けてくれたおかげでまだまだプレーができるので最高です」と番組内でコメント。そしてキャプテンの富樫勇樹選手は「まずは僕は止めました。お前じゃない引退するのは。まだやってくれと言いましたけど、すごい決意も固くて、この大会で結果を残したいという思いがあっての発言だった」と、反対をしながらも理解を示していました。

一方で番組内のVTRでは、試合後渡邊選手がチーム最年長の比江島慎選手に「なぁ!」などタメ口話す場面や比江島選手が渡邊選手に対して「ありがとうございます」と頭を下げるシーンが放送。どちらが年上か分からない状況に見えるシーンを見て比江島選手は「ひとつ確認したいんですけど・・・（僕が）先輩ですよね？」と笑いながらコメント。それでも渡邊選手に対して「日本のトップの選手が引っ張ってくれて、本当に感謝しています」と頼もしい後輩に感謝の言葉を残しました。