巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんが17日、アメリカ・ニューヨークで『Matsui 55 Baseball Foundation』の野球教室を開催。

メジャーリーグでホームラン争いをする大谷翔平選手について、「何しても誰も驚かなくなった。やっていることは想像がつかないとんでもないこと」と話しています。

今回で25回目となった松井さんの野球教室。地元のリトルリーグチームに所属する10～12歳の男女27人を対象に行いました。

松井さんはバッティング投手として子供たち全員に投球。子供たちが元メジャーリーガーの球を夢中で打った後は、デモンストレーションとして松井さんが打席に立ちました。

「スタンドに入るまでは私のフリーバッティングセッションを続けたいと思います。入らなくなったら恥ずかしいのでやめます。その日は近づいていると思います」と振り返った松井さん。今月で49歳となりましたが、しっかり柵越えのホームランを放ち、子供たちから拍手が巻き起こりました。

イベント後には日本人現役メジャーリーガーについて言及。ルーキーイヤーで活躍するレッドソックスの吉田正尚選手には、「こちらにきて適応しているのは彼の能力の高さ。数字だけ見ていても素晴らしい。ルーキーイヤーにこれだけ適応する選手はなかなかいない。何か特別なものがあるんじゃないですか」と語りました。

一方メジャーリーグで本塁打王争いをする大谷翔平選手については、「何しても誰も驚かなくなった。何しても誰も驚かない、ある意味かわいそうですよね(笑)それが当たり前になっていることが彼の存在ですよね」とその活躍に笑顔でコメント。

投打の二刀流で躍動する姿には、「やっていることは想像がつかないとんでもないこと。自分たちがやっていた野球の時代にはありえなかったので、想像もできないくらいすごいことをしていると思います」と称賛の言葉を並べました。

大谷選手はこの日メジャー通算150号を達成。松井さんは日本人メジャーリーガートップの175本塁打を放っています。