来シーズンから広島の2軍打撃コーチに就任する新井良太氏が27日、入団会見を行いました。

新井氏は2005年にドラフト4位で駒澤大学から中日に入団すると、10年オフにトレードへ阪神に移籍。

17年に現役を引退し、その後は今シーズンまで阪神で打撃コーチなどをコーチを努めていました。

▽以下、新井コーチの一問一答

――コーチの就任要請は誰からどのようにされたか？

「監督から電話がありまして『ちょっと手伝ってくれないか』と言われました。すぐに分かりましたという返答をしました」

――要請を受けた感想は？

「まさかまた一緒のユニホームを着てやるとは思っていなかったですし、それを想像すると僕も生粋のカープファンでしたから、自分もあの赤いユニフォームを着られると思うとすごく心が躍りました」

――兄が監督を務めるチームでコーチを務めることについて。

「そうですね。私はもう選手のため、カープのために全力を尽くすだけなのでそこは何も問題はないかと思います」

――就任が決まった後は新井監督と何か話したか。

「ちょくちょく会っていますので、いつも通りの会話といいますか、とにかく力を貸してくれということで。これまで一生懸命タイガースでやってきたことを、そのまましっかりやってくれということは言われています」

――外から見たカープというチームの印象は？

「非常に能力の高い選手が多いなと、いつも3塁側から見ていて思いました。若い選手もすごく可能性を感じる選手が多いですし、そこで一緒に汗を流してサポートできると思うと非常に楽しみです」

――カープというチームでコーチとして働くことの想いは。

「監督も『家族』ということで表現されていると思いますけど、なんとかその一員になってとにかく選手のため、そしてカープのために全力でやらせていただきます」

――カープで指導することへの想いは。

「ここは寄り添って、なるべく選手ファーストで、メンタル面でもメカニック面でも良い状態で打席に入れるようにサポートしていくのが僕の仕事だと思いますので、しっかりコミュニケーション取って、信頼関係を築いてやっていきたいなと思います」

――注目している選手は？

「みんなそうですね。楽しみな選手が多いので、なんとかその選手たちの価値を高めてあげたり、可能性を広げられるように全力でサポートしていきます」

――指導する時のモットーは。

「やはり僕の一言で打てることもあれば、僕の一言が邪魔して打てなくなることもありますので、その辺は言うタイミングだったり言葉だったりはすごく慎重にやってきていますし、それをやりたいと思います。あとはとにかく親身になってあげる、寄り添ってあげることが一番の僕のモットーです」

――新井監督は赤いネクタイで、今日は濃紺のネクタイをされていることについて。

「私まで赤くするとやりすぎかなと思ったので(笑)。心は赤く燃えていますので」

――意気込みをお願いします。

「全力で選手のため、カープのため頑張ります。よろしくお願いします！」