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「33校目の出場校選出へ」センバツ落選の聖隷クリストファーOB会が署名活動 開始3日目で1万人

2022年2月8日 17:40
「33校目の出場校選出へ」センバツ落選の聖隷クリストファーOB会が署名活動 開始3日目で1万人
批判を受けている日本高等学校野球連盟【写真:アフロ】
昨秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファーが第94回選抜高校野球大会の出場校に選出されなかった問題で、同校OB会が「33校目」の出場校選出を目指して署名活動を開始。3日目にして1万人の署名が集まりました。

OB会は「出場校を1校増やし、33校目の出場校として聖隷クリストファー高校を選出して欲しい」と出場校の入れ替えを行わない形での選出を訴えています。

また、この署名は聖隷クリストファー高校とその野球部とは何ら関係はないと、選手に批判が及ばないようOB会は強調。

サイト上の「エール」という機能を使って集まった募金に対しても「これ以上の募金はおやめいただきたい。御署名していただける、応援をしていただけるだけで十分」とコメントを掲載する事態になっています。

聖隷クリストファーは昨秋の東海大会で準優勝し、選抜大会への選出が有力視されていました。

しかし、先月28日に行われた選考委員会を経て選出されたのは、優勝校の日大三島と、準決勝で日大三島に敗れ、ベスト4に終わった大垣日大でした。

その選出の理由について、選考委員会は「個々の力量が勝る」「投手力が高い」「甲子園で勝てる可能性が高い」などと説明し、批判が殺到しました。

メジャーリーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は自身のツイッターで「『個人の力量に勝る大垣日大』って。それするならせめて聖隷クリストファー高を選考した上で特別枠で大垣日大高を選考するべきではないんですかね?」と疑問を呈し、元巨人の上原浩治さんは「選考委員の方のコメントには賛同できません」とした上で、「選ばれた高校に対してマイナスな意見は違うと思う」と選出された大垣日大への配慮を訴えています。

OB会による署名は22日まで行われています。