ヤクルトを支える4年目の助っ人サンタナの思い 「スワローズファンもファミリーの一員」 リーグ唯一の3割打者で燕打線をけん引
■「全員で全力を尽くして、チームのためにプレーすることが大事」
チームは開幕直後から苦境の連続。キャプテンの山田哲人選手が開幕戦後に離脱すると、その後もケガ人が止まらず。5月11日には攻守でチームを支える塩見泰隆選手が左膝の前十字じん帯損傷、半月板損傷の大ケガで離脱しました。
チームも下位で苦しむ状況の中、仲間の離脱にどんな気持ちで戦っているのかと聞かれた際には「塩見はすばらしい選手で、代わりがいない選手」と仲間を思いやり、「全員で全力を尽くして、チームのためにプレーすることが大事」と声を上げました。
■「ファンもファミリー」 選手もファンも一丸でリーグ戦巻き返しへ
サンタナ選手は、2021年にチームへ加入し、その年の日本一に貢献。翌年はリーグ連覇も経験します。昨季はリーグ3位の打率.300を記録しました。
今季の交流戦では、打率.286、4本塁打、10打点、OPS.915の成績でチームの三冠王。12日のソフトバンク戦では、同期入団のオスナ選手とアベックホームランを記録し、来日4年連続で2桁ホームランを達成しました。
今季は打率.314でリーグで唯一の3割打者。10本塁打はリーグ3位で、打点は1位のオスナ選手と1差の36打点でリーグ2位タイとキャリアハイのペースを刻んでいます。
5月12日の“母の日”にお立ち台に立ったサンタナ選手は「母親の存在は全て。家族を愛しています」と遠い地にいる家族へ感謝。続けて、「スワローズファンもファミリーの一員なので、これからも応援よろしくお願いします」とナイスガイな一面をみせファンをわかせました。
現在中日と並びリーグ5位タイで最下位のヤクルト。それでも首位広島とは6.5ゲーム差と食らいついています。21日巨人戦からリーグ戦が再開。チーム浮上の鍵を握る頼もしい助っ人の活躍に期待です。