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今永昇太「あの歓声をアラームに」ジョークで記者爆笑 好投も「自分はまだ未完成」更なる高み目指す

2024年5月8日 17:36
今永昇太「あの歓声をアラームに」ジョークで記者爆笑 好投も「自分はまだ未完成」更なる高み目指す
ピンチを抑え叫ぶ今永昇太投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLB カブス 3xー2 パドレス(日本時間8日、リグリー・フィールド)

今季7度目の登板を果たしたカブスの今永昇太投手が、試合を振り返りました。

パドレス戦で先発した今永投手は、メジャー自己最長となる7回0/3を投げ、8奪三振2失点をマーク。この日の投球については、「ストレートをしっかりベルトから上に投げられましたし、そこが一番良かったかなと思う」と振り返りました。

6回には、一打同点のピンチを二者連続三振でしのぐピッチングを披露。この場面については、「確実に試合のターニングポイントになる場面ではありましたし、マチャド選手とボガーツ選手という本当に強力な選手を迎えるというところで、三振取れたらいいなと思いながら投げて、思った通りにそれが実行できたので、安心しました」とコメント。

また、このピンチを切り抜け、ファンから送られた声援については、「本当にあの瞬間は幸せな瞬間でした」と喜びを口にし、「最近ちょっと寝起きが悪いので、あの歓声をアラームにしたらスッキリ起きられると思います」と報道陣の笑いも誘いました。

8回のHRを許した場面については「配球も球種も間違いではない。投球テンポがすごく一定になっていて、もう少しピッチクロックを上手く使ったり、上手く自分が時間を利用すれば良かったかなという反省はあります」と冷静に分析しました。

それでも、メジャー自己最長となる8回続投に関して、「8回、こうやってマウンドに上がるという信頼を、この7試合で得られたところが僕としては価値がありますし、監督からそういう信頼をもらえたんだっていう、そこは自信にしていいと思います」と語りました。

そんな中、『いつ自分をいいピッチャーだと思えるのか?』という問いに対しては、「僕は自分のことをいいピッチャーだっていう風に思わないようにしていますし、なぜかと言うと、そういう風に思うことによって、自分としては油断が生まれる。自分はまだまだ未完成であって、これからこのチームと一緒に完成へと向かっていくんだという、そういう気持ちをずっと持ってます」と語り、“投げる哲学者”は更なる高みを目指し、気を引き締めていました。