シャラポワ選手だけの責任でない~杉山愛氏
テニスの世界4大大会全てで優勝を経験したロシアのマリア・シャラポワ選手(28)が、ドーピング検査で陽性反応を示したことを明らかにした。
マリア・シャラポワ選手「国際テニス連盟から、『全豪オープンのドーピング検査で陽性になった』と知らされました。メルドニウムが禁止薬物になったのを知りませんでした」
服用していたのは、今年1月から禁止薬物に指定されたメルドニウム。血管を広げて血流を促す作用があるため、心臓疾患の患者がよく服用するが、アスリートには集中力や運動能力の向上につながるという側面も。
力強いテニスで世界ランク1位にもなったこともあるシャラポワ選手。4大大会すべてを制覇する「生涯グランドスラム」も2012年に達成。188センチの長身と端正な容姿にスポンサーも殺到し、年間30億円以上を稼ぐという。
対戦経験のある杉山愛さんは-。
杉山愛さん「彼女ほどプロフェッショナルだなと思える選手は少ないというか、(今回は)彼女だけの責任ではなくて、チームシャラポワの責任でもあったのかなと」
国際テニス連盟から暫定的な出場停止処分を言い渡されたシャラポワ選手。引退の可能性については否定した。