◇プロ野球フェニックスリーグ　阪神2-0韓国プロ野球選抜(30日、SOKKENスタジアム)

プロ野球・阪神の湯浅京己投手がフェニックスリーグ最終戦となった30日、1回3奪三振無失点の好投を見せました。

湯浅投手は韓国プロ野球選抜相手に1-0の6回から2番手で登板。先頭バッターには全球ストレートで追い込むと、最後は低めのストレートで空振り三振に抑えます。

続く打者にはボールが高く浮きファウルで粘られると、最後はフォークが抜けフォアボールを与えてしまいます。

それでも続くバッターを低めのストレート空振り三振、最後のバッターもストレート2球で追い込むとフォークで3球三振に切って取り、1回を22球投げ無失点に抑えました。

昨季59試合に登板し防御率1.09、43ホールドを挙げた湯浅投手。3月にはWBC日本代表にも選ばれ世界一にも輝きました。

しかし、今季は右腕のコンディション不良で2度抹消されると、復帰した7月にも2軍戦で左脇腹を痛め再び離脱。15試合の登板にとどまり、防御率4.40に終わりました。

それでも、この日は制球にばらつきはあったものの最速153キロを計測するなど、順調な回復ぶりを見せました。

現在行われている日本シリーズの出場資格者名簿入りを果たしている湯浅投手。この好投にSNSでは「宮崎から甲子園に来てくれ」「ひと安心やわ」「良くなってきとる！」など復活を期待するファンの声が上がっています。