◇MLB ツインズ4-1タイガース(コメリカ・パーク)

ツインズの前田健太投手が、タイガース戦に先発登板し5回無失点で今季初勝利。

2021年8月15日以来となる勝利を挙げ、「先発ピッチャーとして勝つ瞬間というのが何よりも変え難い」と喜びを口にしました。

おととし右肘の手術をした前田投手。日本時間4月5日のマーリンズ戦で591日ぶりに復帰登板しました。

その後、登板を重ねますが勝利をつかめず、4月27日のヤンキース戦では、4回途中11安打10失点で降板。試合後には右上腕部の張りで故障者リスト入りしていました。

今季5度目の登板となったこの日は、2回に三者連続三振。

また3点リードで迎えた5回、2アウト1塁から四球を与えた直後に、ベンチから監督代行がマウンドへ向かいますが、前田投手は続投を志願すると、スプリットで三振を奪い、ガッツポーズが飛び出しました。

前田投手は5回8奪三振無失点の好投で、2021年8月15日以来となる678日ぶりの勝利を挙げました。

前田投手は「この瞬間のために頑張ってたと言っても過言でもないというか、やっぱり先発ピッチャーとして勝つ瞬間というのが、何よりも変え難い。一番嬉しい瞬間ですしリハビリ期間とかなかなか勝てない時期とか、この1勝で全て報われる。すごく気持ちが楽になりました」と振り返りました。

また続投を志願した場面について「ああいう場面で代わりたくないというか、投げ切りたいという思いが強かったので、(これまでは)あんまりマウンドで言うことはなかったですけど、僕自身何としても勝ちたいという思いがあったのであそこはちょっと強く意見を言わしてもらいました」とそのときの心境を明かしました。

そして「結果的に信頼して信じてもらって続投させてもらったので、続投させてもらったかわりには絶対抑えないといけないという逆に気合が入った。気持ちの入ったガッツポーズみたいなものが、なかなか出せてなかったんで、こういう熱い気持ちというか強い気持ちを取り戻せたという意味でも今日の試合は大きかったかなと思います」と、久々の1勝に笑顔を見せました。