プロテニスプレーヤーの錦織圭選手と東京パラリンピック車いすテニス金メダリストの国枝慎吾選手が5日、「楽天ジャパンオープン 森永製菓 inゼリーステージ2022」のトークイベントに参加しました。

国枝選手は会場での参加となりましたが、左股関節のケガで内視鏡手術を今年1月に行った錦織選手は、楽天オープンを欠場するため、アメリカの自宅からリモートで参加となりました。

ケガの回復度合いについて錦織選手は「もどかしい日が続いてますね。1個の大きなケガをすると他のところをケガしてしまうのもあって、楽天オープンは出たい思いはあってリハビリをやっていたんですけど、ギリギリになって痛みと違うところの痛みが出てしまって、残念ながら日本では今回プレーできなかった」と明かしました。

「僕も早く出たい気持ちはある。気持ちが先行してメンタルが疲れちゃってアップダウンが最近多いので、なるべくリラックスしながらやりたい」と話した錦織選手に対し、国枝選手は「どこかかばうと、またどこか痛くなるのはよくあること。しっかり治しきって、万全の状態で復帰することが1番大事。焦らずみんないつまでも待ってるので大丈夫です」と声をかけました。

駆けつけた多くのファンに向けて錦織選手は「来年、楽天オープンには必ず戻ってきますし、もしかしたら、12月日本でプレーできる可能性もあるので、皆さんぜひ楽しみにしてください」と笑顔を見せました。

一方、今季、全豪・全仏・ウィンブルドンと連勝した国枝選手は「日本の舞台でプレーするのも3年ぶり。東京パラリンピックで金メダル取った時も、ものすごくうれしかったですけど、無観客ってところはどうしてもあった。今年こうして（有観客の）楽天オープンでプレーできるのでうれしい」としました。