金メダル小林陵侑選手は「どさんこ」? お祝いツイートに思わぬ余波

北京五輪で日本勢初となる金メダルを獲得したスキージャンプの小林陵侑選手。
ところが、小林選手を「どさんこ(道産子)」と紹介してお祝いした北海道の公式Twitterに「道産子ではない」といった指摘が相次ぐ事態に。一体なぜ?
北京五輪スキージャンプ男子ノーマルヒルで6日、今大会日本勢第1号となる金メダルを獲得した小林陵侑選手。
小林選手は岩手県八幡平市出身で、待望の金メダル獲得に岩手はもちろん、ネット上でもお祝いのツイートが相次ぎました。
■いち早くお祝いツイートの岩手県に続き北海道も…
金メダルを獲得した直後、小林選手の地元・岩手県の公式Twitterが「小林陵侑選手、金メダルぅ!!!!!!!!!!!!」と、喜びを爆発させるツイートを投稿すると、ファンからもお祝いのコメントが相次ぎました。
そして、岩手県のツイートから遅れること4分、今度は北海道の公式Twitterが小林選手の偉業をたたえるお祝いツイートを投稿しましたが、そこには、北海道出身者であることを示す「道産子」の文字が。
これに対し、「小林選手は道産子ではない」「岩手県出身では」といった指摘が寄せられました。一体どういうことなのでしょうか。
■記者からも突っ込みも「縁のある選手は応援したい」
北海道庁スポーツ局の担当者に話を聞くと、すでに別の報道機関からも「小林選手は岩手県出身ではない」と問い合わせがあったことを明かしました。
一方で、今回のお祝いツイートについて次のように述べました。
「小林選手は北海道出身ではなく岩手県出身ですが、高校を卒業後に道内の企業に所属され、練習拠点の札幌で長く過ごされているということで“どさんこ”と表現させていただきました」(北海道庁スポーツ局担当者)
ほかにも、バイアスロンに出場する6選手のうち、北海道出身の選手は2人ですが、全員が自衛隊の所属で、北海道内の駐屯地に練習拠点を構えているため、出身地に限らず全員を「どさんこ選手」として応援しているということです。