柔道・阿部一二三 東京五輪後初大会で優勝 ライバル・丸山を下す
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◇全日本選抜柔道体重別選手権大会(3日、福岡国際センター)
東京五輪金メダリストの阿部一二三選手が、東京五輪後初の大会を優勝で飾りました。
初戦は得意の「一本背負投」で一本勝ちすると、準決勝でも阿部選手の攻める柔道スタイルを崩さず「優勢勝ち」を収めます。
決勝の相手は、東京五輪代表の座を競った2021年の世界選手権王者・丸山城志郎選手。
「今大会は自分が東京五輪チャンピオンだということを証明するために戦おうと思っていた」という阿部選手は、決勝でも積極的に攻める姿勢を見せます。
試合はゴールデンスコアにもつれ込むも、最後まで攻めきった阿部選手が丸山選手を指導3つによる反則で下し勝利。東京五輪後の初の大会で、優勝を飾りました。
試合後、阿部選手は「パリ五輪まで全部自分が勝って、代表になって2連覇したいと思います」と力強く語っています。