◇アサヒスーパードライJAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES2022・JAPAN XV52ー48オーストラリアA代表 第3戦（14日・大阪・ヨドコウ桜スタジアム）

第1戦は22-34、第2戦は21-22と2戦連続で後半に逆転負けを喫していたJAPAN XVは14日、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われたオーストラリアAとの最終第3戦に52ー48で勝利しました。

ジェイミー・ジョセフHCが「なかなか勝つことができず、タフな2週間を過ごしてきましたが、今日はすごくいいラグビーができた」と語った一戦。躍動したのは前半18分と22分にトライを奪った、今シリーズ初先発のNO8テビタ・タタフ選手でした。

今年7月に行われた強豪・フランスとのテストマッチでは圧倒的なフィジカルの強さを発揮したタタフ選手ですが、9月4日からスタートした代表合宿には選出されていませんでした。原因は3年ぶりに帰国した母国・トンガでの1ヶ月のオフで体重が137kgまで増えてしまったため。

ジョセフHCから「責任を持ってフィットネスを合わせないといけない。彼はそれができていなかった」と厳しく指摘されたタタフ選手。負傷者の影響で9月16日にチームに合流すると、実戦形式の練習を行うチームメイトの横でバイクこぎやボクシングトレーニングでフィットネスを強化。さらにお米の量を減らすなど食事制限を行い徹底的に体重管理を行いました。その結果、体重は15kg減り122kgまで落ち、動きにキレが戻りました。

今日の試合後も自身のパフォーマンスについて「ダイエットのおかげでスピードもパワーも戻ってきてうれしかった」と納得の表情。今月29日に行われるティア1の強豪・ニュージーランド戦に向けては「今日の課題とか足りない部分をこの2週間で修正して、オールブラックス戦でいい試合ができるように頑張っていきたい」と意気込みを語りました。