◇プロ野球オープン戦 ヤクルト6-1オリックス(17日、神宮球場)

ヤクルトの村上宗隆選手が衝撃の特大ホームランを放ちました。

1点リードの6回1アウト2塁の場面。オリックスの齋藤響介投手のフルカウントからの7球目を完璧に振り抜きます。村上選手は確信の歩きで打球の行方を見つめ、ボールは右中間スタンドの深くに着弾。最上段に座るファンが後ろを振り向き、最上段に転がるボールを拾いに行くファンの姿がありました。

あわや場外の一撃は3日の中日戦（バンテリンドーム）以来、オープン戦の第2号。今季本拠地で最初のアーチとなりました。高津臣吾監督からも「いい表情だった」と言われた一発には、「いい本塁打だった」と本人も手応えを口にします。

2022年には56本塁打を記録し、首位打者、打点と三冠王を獲得。しかし昨季は成績を落とし、チームもリーグ5位と苦しみました。「打撃練習はそんないい感じではない」と話しますが、「試合で感覚をすりあわせながらやっていきたい」と燕の主砲が約2週間後の開幕を見据えています。