アイスダンス小松原夫妻組「自己ベスト更新という目標は達成したかった」と悔い
◆北京五輪・大会9日目(2月12日)フィギュアスケートアイスダンス・リズムダンス
ピンクを基調とした鮮やかな色の衣装を身にまとってリンク上に現れたのは、夫婦で初の五輪舞台に臨んでいる小松原美里選手と小松原尊選手。
4日に行われた団体戦でも息の合った演技を披露し、団体リズムダンス7位となる66.54点をマーク。銅メダル獲得に貢献しました。
今回ふたりは、後半に向けて徐々に盛り上がりをみせるプログラムを用意し、終始豊かな表情で演技を披露。途中、ずれが生じるも大きなミスなく滑りきり、持ち味のダイナミックなリフトで演技を締めくくりましたが、結果は伸びず65.41点で22位でした。出場23組のうち上位20組がフリーダンス進出となるため、2人は次へ進むことはできませんでした。
「1シーン1シーンを楽しんでポジティブに過ごすというのが目標だったので、その気持ちで滑った。この1番大きいとされる大会で、緊張をしっかり2人で乗り越えながら滑ることができたのは糧になります」と話す美里選手。
しかし「自己ベスト更新という目標は達成したかったです」と悔しさもにじませました。
尊選手も「今日は本当に残念だ。もっと頑張りたいと思います」と納得していない表情をのぞかせます。
◆以下、小松原美里選手、尊選手インタビュー
――演技を振り返って、団体戦のときよりもエネルギッシュな演技に見えましたが、いかがでしょうか?
美里選手
「おっしゃっていただいたように、自分たちの感覚でも、団体戦の経験を生かしてよりよいスケートができたと思います。プロトコルを見て、レベルがどうだったかとかしっかり先生と会えるうちにチェックして、今後に生かせるようにこの経験を積みたいと思います」
尊選手
「団体戦より『よく滑った』と思いましたが、点数に関してはどうなるかまだわかりませんけど、もっと頑張りたいと思っています。日本から応援してくださった方に、本当に感謝の気持ちを届けたいと思っています」
※インタビュー後に最終順位が確定
――今のお気持ちは?
美里選手
「1シーン1シーンを楽しんで、ポジティブに過ごすというのが目標だったので、その気持ちで滑ったと思います。やっぱりアスリートなので、結果に満足ということが起きることはほぼないんですけど、自己ベスト更新という目標は達成したかったです」