ネイサン・チェンに次ぐ2位 鍵山優真「すごくビックリしています」五輪初出場で自己ベスト更新
◆北京五輪・大会5日目(2月8日)、フィギュアスケート男子シングルショートプログラム
五輪初出場で18歳の鍵山優真選手は、冒頭の4回転サルコウをきれいに成功させると、その後の4回転トウループ、3回転トウループのコンビネーションジャンプもミスなく着氷。そして、後半のトリプルアクセルも決め、堂々の五輪初舞台を滑りきりました。
得点は、自己ベストを更新する108.12点を叩き出し、羽生結弦選手、宇野昌磨選手を上回り日本勢トップ。全体順位でも、首位ネイサン・チェン選手(米国)に次ぐ2位に立ちました。
競技を終えた鍵山選手を、日テレ系五輪メインキャスターの荒川静香さん(トリノ五輪金メダリスト)が取材しました。
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――演技はいかがでしたか?
「ずっとこの五輪という舞台を目指していままで練習してきたので、うれしいことだけじゃなくて、悔しいことだったり、いろんなことがあってそれの成長がいまの自分につながっていると思うので、まずはSPで自分らしい演技ができてよかったです」
――自己ベスト更新となりました。
「105点は超えたいなと終わった後に思っていたので、まさか108点が出るなんて思っていなかったのですごくビックリしています」
――演技前にお父さん(鍵山正和コーチ)とは話しましたか?
「悔いが残らないように、五輪の舞台に立てたので1分1秒楽しまないとなと話しました」
――楽しめましたか?
「楽しめました」
――演技後はどんな会話をされましたか?
「ちょっと自分もテンションが上がってあまり覚えていませんが、よかったなと言われたのは覚えています」
――フリーに向けて意気込みをお願いします
「4回転ループだとかいろいろありますけど、団体戦のように自分らしくやることが一番だと思うので、楽しさを忘れずにフリーも全力でやれたらなと思います」
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【男子SP主な結果】※数字はスコア
1位 ネイサン・チェン(米国) 113.97(世界最高得点)
2位 鍵山優真 108.12(PB)
3位 宇野昌磨 105.90(PB)
8位 羽生結弦 95.15
男子フリーは10日(木)に行われます。