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【あの日のスタメン】9者連続安打でメークドラマが始まった 1996年7月9日

2024年6月5日 14:32
【あの日のスタメン】9者連続安打でメークドラマが始まった 1996年7月9日
1996年7月9日の巨人スタメン
プロ野球巨人はセ・リーグ記録タイの3回に12安打でロッテに大勝しました。なかでも9者連続安打は1996年のメークドラマの起点となった7月9日、札幌円山球場での試合でも達成された球団記録でもあります。

今回のあの日のスタメンではその1996年7月9日をとりあげます。この年は広島に最大11.5ゲーム差をつけられ、首位を走られていました。

巨人の先発は斎藤雅樹投手。初回から広島の前田智徳選手にタイムリーを許すと1失点。しかし、2回に味方の打線が爆発しました。

それは2アウトからの猛攻でした。後藤孝志選手のレフト線への2塁打を皮切りに村田真一選手、打率1割以下だった斎藤雅樹投手も続きます。満塁となったところで、川相昌弘選手が紀藤真琴投手からレフトへの満塁ホームラン。ベンチの長嶋茂雄監督も大喜びでした。

その後、勢いは止まることなく、巨人はこの回一挙7得点。広島の猛追も振り切り、10-8で勝利しました。ここから快進撃を続け、8月下旬に1位に浮上すると、9月18日からは首位をひた走り、10月6日にリーグ優勝を決めました。

ちなみに、4日の試合を1塁コーチャーとして見ていた川相コーチは「連打が続くなーっと思ってみていました。まさか1996年の連打記録に並ぶとは。当時の満塁ホームランを思い出しましたよ」とコメントしています。

▽1996年の9者連続安打内容
後藤孝志 レフト線2塁打
村田真一 レフト前安打
斎藤雅樹 ライト前安打
仁志敏久 センター前安打
川相昌弘 レフト満塁ホームラン
松井秀喜 ライト前安打
落合博満 センター2塁打
マック センター前安打
清水隆行 ライト前安打

▽広島のスタメン
1(右)緒方孝市
2(二)正田耕三
3(中)前田智徳
4(三)江藤智
5(左)金本知憲
6(一)ロペス
7(遊)ペルドモ
8(捕)西山秀二
9(投)紀藤真琴