異色の育成ルーキーDeNA大橋武尊 盗塁に2安打で“初”ずくめの大活躍
◇プロ野球・オープン戦 DeNA7-2広島(3日、横浜スタジアム)
DeNAの育成ドラフト3位・大橋武尊(たける)選手(20)が代走としてオープン戦に“初”出場すると“初”盗塁を決めました。その後の“初”打席では“初”ヒットを放つなど“初”ずくめのデビュー戦となりました。
試合前「自分の持っているものを出してもらえれば」と大橋選手に期待を寄せた三浦大輔監督。
大橋選手は高校時代、アメリカ・フロリダ州のスポーツ教育機関「IMGアカデミー」に通い、その後茨城アストロプラネッツを経て2021年育成ドラフト3位でDeNAに入団した異色の経歴を持つルーキー。
英語が堪能な大橋選手は球団の公式Twitterで、冒頭に英語で挨拶。その後、日本語で「今日は初めてハマスタでプレーするということで、楽しんで自分らしく思いっきりやりたいと思います」と意気込みました。
4回裏、2番・梶原昂希選手がタイムリーヒットを放ち出塁すると、その代走として初出場します。
広島の3番手・塹江敦哉投手の2球目で、自慢の快足を生かし二盗を決めます。さらに5球目でスタートを切ると捕手が送球できない完璧な三盗を決めました。
SNSでは「度胸半端ない」や「たけるくん速い。二盗、三盗」と持ち味をしっかりアピールしたルーキーをたたえる声も。
さらに大橋選手はバットでもアピール。7回裏、レフト前へヒットを放ち初ヒットを記録すると、8回にもサードへの内野安打を放つなど2打数2安打の活躍を見せました。
試合はDeNAが2回にソト選手のタイムリーなどで先制するとその後も得点を重ね、7ー2で広島に勝利しました。
初出場ながら大活躍だった大橋選手に三浦監督も「いやー速かったですね。いいアピールしてくれました」と評価しました。