【ラグビー日本代表】齋藤直人「9番」へのこだわり 早大主将として学生日本一も達成 全選手紹介#5
■桐蔭学園高校・早稲田大学で主将を歴任 11年ぶり学生日本一達成で『荒ぶる』奪還
父親の影響で3歳からラグビーを始めた齋藤選手。高校は地元横浜の強豪校である桐蔭学園高校に進学すると、3年時には主将として、チームを花園準優勝に導きました。
高校日本代表にも選出され、大学では憧れの早稲田大学へ。1年生の頃からAチームでプレーし、主将を務めた4年時には、11年ぶりに全国大学ラグビーフットボール選手権大会で優勝。日本一を達成した時にしか歌うことのできない第二部歌である『荒ぶる』を、国立競技場に響かせました。
サンウルブズとしてスーパーラグビーにも出場し、大学卒業後はサントリーに進みました。22-23シーズンには高校の先輩でもある堀越康介選手と共同主将に就任しました。
■強みは体力 齋藤選手の趣味や好きな食べ物は…?
齋藤選手が得意とするのは「アタック」。所属するサントリーの文化である「アタッキング・ラグビー」を体現する選手です。また、自身の強みは体力で、日本代表の中では1番と自負しています。
さらに、負けず嫌いで人見知りをする性格だという齋藤選手の趣味は寝ること。チームメートからは「静かに寝るね」と言われるそうで、予定がない日は目覚まし時計をかけず、好きなだけ寝ているそうです。
好きな食べ物はチョコレートで、中でもホワイトの生チョコレートが好きだそうです!
■一度は逃したワールドカップの舞台と「9番」へのこだわり
19年のワールドカップでは、日本代表には選ばれなかった齋藤選手。「19年に出られなくて、いちファンとして見たときに、やっぱり4年後、この23年フランス大会は必ず出たいと強く思っていました。今そのチャンスが目の前にあるということで、9番として必ず出場したいです」と、初のワールドカップ出場への思いを語ります。
また、チームで同じスクラムハーフとしてプレーし、かつ日本代表にも選ばれている流大選手へのライバル心から、9番へのこだわりも。流選手を「本当に仲の良い先輩」としつつ、「絶対に倒さなければならないし、倒したいと思っている存在」と位置づけました。
ワールドカップの舞台で、9番をつけて躍動する齋藤選手の姿が期待されます。
◇齋藤直人選手
主なポジション:スクラムハーフ
生年月日:1997年8月26日
所属チーム:東京サントリーサンゴリアス
身長:165センチ
体重:73キロ
出身地:神奈川県
出身校:桐蔭学園高校→早稲田大学
◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間)
9月10日 VSチリ
9月18日 VSイングランド
9月29日 VSサモア
10月8日 VSアルゼンチン