◇テニス 全米オープン男子シングルス決勝 ノバク・ジョコビッチ3-0ダニール・メドベージェフ（日本時間10日、USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター）

テニス四大大会・全米オープン男子シングルス決勝で、ノバク・ジョコビッチ選手が同大会4度目の優勝を果たし、シングルス男女歴代最多タイとなるグランドスラム24勝目を達成しました。

大会第2シードで決勝まで進んだジョコビッチ選手の相手は、2021年の同大会決勝でストレート負けを喫した第3シードのダニール・メドベージェフ選手。

ジョコビッチ選手は、第1セットを6-3とすると、1時間44分にわたる熱闘を繰り広げた第2セットを7-6でものにし、続く第3セットも6-3としてトータル3時間を超える戦いを勝利しました。

4度目の優勝を果たし、これで四大大会シングルスの通算優勝数は、女子のマーガレット・コートさんと並んで、男女通じての歴代最多タイの通算24勝目、36歳での全米オープン制覇はオープン化後の最年長記録となりました。

ジョコビッチ選手は試合後「スポーツの歴史に名を刻むことは、本当に驚くべきことで、特別なことだ。皆さんと一緒に24度目のグランドスラム優勝者として話しているなんて、想像もしていなかった」と話しました。

今季は、全豪オープンと全仏オープンも制し、同一シーズンで4度（2011年、2015年、2021年、2023年）にわたりグランドスラム3タイトルを獲得するのは、男子ではジョコビッチ選手が史上初の快挙。

大会後の世界ランキング1位復帰をこれ以上ない形で飾り、また2021年大会でメドベージェフに敗れ、年間グランドスラム達成を阻まれたリベンジを果たしました。