東京五輪金ソフト山田恵里(38)が引退会見 上野由岐子のサプライズ登場に涙「できれば上野さんが辞めてから辞めたかった」
東京五輪でキャプテンとして女子ソフトボールの金メダル獲得に貢献した山田恵里選手(38)が2日、引退会見を行いました。
会見冒頭、日本代表で共に戦ってきた上野由岐子投手がサプライズで登場し、花束を受け取ると涙を流しました。
山田選手は2002年に日立に入団すると、ルーキーイヤーに打率.380、6本塁打、22打点を記録し、新人王・ベストナイン・打点王のタイトルを獲得。
その後も天才的な打撃センスで首位打者5回、本塁打王1回にも輝きました。「昨年のシーズンが終わった段階でも『まだ選手としてやれるな』と思ったので続けたんですけど、今年に入って『もう突き抜けた結果を出せないんじゃないか』と感じたことと、あとは完全に悔いがなく、やりきったと思ったので決断しました」と、引退を決断した理由について話しました。
また上野投手の存在について「上野さんがいてくださったので、自分もここまでやってこられたなというのはすごく感じています。同じ時代にソフトボールができて幸せだったなと思います」とコメント。
そして「上野さんが辞めるまではダメだと思ってたんですけど、できれば上野さんが辞めてから辞めたかった。もうこれ以上はやれないなと思いました」と、涙を流しながら語りました。
今後は「私はソフトボールしかしてこなかったので、いろいろなことを勉強したい。長期的にはソフトボールを再び五輪種目に復活させて、ずっと外されることがないように、世界的にソフトボールを普及させたい」と、力強く宣言しました。
▽以下、山田選手の通算成績(今季第12節までの成績で計算)
打率 . 377
安打数 460
本塁打 51
打点 219