NPB事務局長「(巨人は)チーム編成をすることができる状況ではない」とするも「感染拡大は収束が図れた」と報告 AS後の試合は“挙行を目指す”
NPB(日本野球機構)は26日、臨時実行委員会を開き、19日からの5日間で選手やコーチなど76人の新型コロナ陽性者が出た巨人の感染状況について、12球団で情報共有を行いました。
委員会後の取材で井原敦事務局長は「いったん全体活動を停止すると言うことによって、ほぼほぼ感染拡大は収束が図れた」と述べましたが、「現時点ではまだまだ陽性者隔離期間がかかるので、現時点で試合があったとしたらとてもとても(試合を)挙行することは無理であります」と続けました。
それでも「チーム編成をすることができる状況ではないということですが、感染拡大は収束できたので、オールスター後(29日)の試合挙行を基本としてさまざまな努力をしていく」と続け、オールスター後の後半戦の初日は現時点で、中止または延期されていないことを明かしました。
現在、巨人では支配下登録され、陰性である内野手は吉川尚輝選手、腰痛で調整中の坂本勇人選手、廣岡大志選手に6月に右指を手術し、リハビリに励む若林晃弘選手の4人。試合に出ることが可能とみられる内野手は吉川選手と廣岡選手の2人です。(26日午後8時現在)
井原事務局長は「試合を予定通り143試合(挙行)という目標がある。一方で、選手に極端な負担はかけさせられない。一度陽性という症状で、隔離となった選手が復帰するにはそれなりのコンディショニングが必要。そこは矛盾するような印象持つと思うが、両方はしっかりと、必要なポイント、重要なポイントと認識。そのバランスで今後も試合挙行を前提にいろいろな局面に対応していく」としています。