◇プロ野球セ・リーグ　巨人5-0阪神(30日、東京ドーム)

2試合連続で完封勝利を果たした巨人。試合後の囲み取材で阿部慎之助監督は、7回ピンチの場面で登板したルーキーの西舘勇陽投手について語りました。

3点リードで迎えた7回、1アウト1、3塁のピンチの場面でマウンドに送られた西舘投手。

公式戦初出場となった前日の試合では、自慢のストレートで三者凡退に仕留める堂々のデビューを果たしていました。

この日は初の連投でしたが、代打・糸原健斗選手をレフトフライ、続く近本光司選手をライトフライに打ち取り、阿部慎之助監督は「頑張りましたね。ナイスピッチングだったと思います」とたたえました。

ピンチの場面で起用したことについては「予定通り。(先発のグリフィンは)あの回(球が)うわずってきちゃったんだけど、リードもらって、そのイニングで投げに行って欲しかったというのが、僕の気持ちの中であった」と明かしました。

前日の試合後に西舘投手について、「もっと厳しい場面で投げなくちゃいけないピッチャーだと思っています」とコメントしていた阿部監督。早速、厳しい場面で起用しましたが、「それが彼の役割ですし、勝ちパターンの7回で行く役割っていうのは本人も分かっているはずなので」と話しました。

巨人は2試合連続の完封勝利で、開幕カードの勝ち越しが確定。3戦目に向けては「すごく意義のあることだと思いますし、勝ち越せたってことはいいです。あしたもっといい試合をして開幕のカードを終わりたいなと思います」と意気込みました。