×

【全日本大学女子駅伝】史上初の6連覇へ 名城大・小林成美「駅伝は仲間のために走るので、それ以上の力が出せる」

2022年10月25日 9:00
【全日本大学女子駅伝】史上初の6連覇へ 名城大・小林成美「駅伝は仲間のために走るので、それ以上の力が出せる」
キャプテン小林成美さんがけん引する名城大学は史上初の全日本6連覇を目指す
30日(日)に行われる第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会。大会の大本命は“史上初の6連覇”に挑む名城大学(愛知)です。

「勝つことが当たり前だって思われているチームなので、それは学生たちが一番きついと思う。でもそういうプレッシャーの中で競技をやれているということが、一番アスリートとしては最高の幸せだと思う」絶対女王としての立場が選手にとって幸せなことだと話す米田勝朗監督。

そのチームをけん引するのは4年生のキャプテン・小林成美選手。1年生からレギュラーの座をつかむと、2年生の全日本では3区で区間新。大学女子2大駅伝では3年間6戦負けなしのチームの大黒柱です。

そして個人としても、去年7月には10000mで日本女子学生記録を11年ぶりに更新する31分22秒34(当時)を記録し、名城大学史上初の世界選手権日本代表の座を射止めました。

しかし今年7月の世界選手権直前、日本出国時に受けた新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となり、出場できず。応援してくれた人たちに世界で走る姿を見せることができなかった自分に悔しさと周囲への申し訳なさがありました。

その小林さんを支えてくれたのは、名城大学のチームメート。

「みんなの明るさに助けられて、立ち直るじゃないですけど、練習ができたり、きつい時も乗り越えられたと思う。本当に感謝しかないですね.駅伝は仲間のために走るので、それ以上の力が出せる」

自身最後の全日本。すべての人のために感謝を込めて、絶対女王のキャプテンが史上初の6連覇を目指します。