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スノボ平野歩夢選手着用の「手ぬぐい」を特定 デザイナーが明かす着用秘話

2022年2月12日 22:35
スノボ平野歩夢選手着用の「手ぬぐい」を特定 デザイナーが明かす着用秘話
平野歩夢選手の首の手ぬぐい

北京五輪スノーボード男子ハーフパイプで“人類史上最高難度”とも言われる大技「トリプルコーク1440」を決め、見事金メダルを獲得した平野歩夢選手。SNS上では、平野選手が首に巻いていた「手ぬぐい」が話題に。その正体は?

■「あれは手ぬぐい?」平野選手の首元に熱視線

日本スノボ界だけでなく、世界中を驚かせる大技を次々と決め、悲願の金メダルを獲得した平野歩夢選手。SNS上には、快挙を祝福するつぶやきが続々と投稿されましたが、中には平野選手が着用していた「あるもの」が気になったというつぶやきも。

「平野選手、首に巻いているのは手ぬぐい?」
「手ぬぐい気になる、誰か詳細を」

平野選手の首元に巻かれていた白地に黒い模様が施された「手ぬぐい」に注目が集まったのです。

■ネット上では「手ぬぐい」の特定合戦 販売サイトは即完売

ネット上では早速、「特定合戦」が始まりました。有力候補としてあがったのは「UKIYO(浮世)」という文字がデザインされた手ぬぐい。販売するホームページを記者が確認をしたところ、確かに平野選手が着用しているものと酷似した手ぬぐいが販売されていました。しかも、すでに売り切れになっています。そこで、この手ぬぐいの販売元を取材しました。

■デザイナーも現役のプロスノーボーダー

「歩夢君が着けていたのは私がデザインしたものです」

そういって実物をみせてくれました。

「これが歩夢君がオリンピックの時に着けていたもので、手ぬぐいなんですよね」

日本テレビのインタビューに答えてくれたのはブランド「UKIYO(浮世)」のデザイナー・相澤亮さんです。

相澤さん自身も海外で行われている「エックスゲームズ」など海外の大会に参加する現役のプロスノーボーダーで、平野選手とは2020年の夏、山梨県内の競技施設で知り合ったといいます。

なぜ「浮世」というブランド名の手ぬぐいを作ることにしたのか、聞いてみました。

「浮世には“定まらない”という意味があり、何かに縛られることなく自由に生きる、歩夢君みたいな生き方を表現しています。また、手ぬぐいは日本の文化で、スノボカルチャーと合わせて、新たなカルチャーとして発信していければという思いもありました」

■手ぬぐいを受け取った平野選手の反応は?

元々、相澤さん自身が着用していたところ、それを見た平野さんが「それいいね」と興味を示したことから、昨年の夏に相澤さんから平野選手にプレゼントしたといいます。

「なにそれ、いいねって感じで。昨年の東京五輪の時も着用してくれていたと思います。スノボにはファッション性も求められますが、歩夢君はそのこだわりも強い。そんな歩夢君がいいと思って使ってくれていることはうれしいですし、あの舞台でこだわりを表現するところが歩夢君っぽいなと思います」

また、平野選手だけでなく、海外の有名選手にも「UKIYO」の手ぬぐいは愛用されていて、評判は上々だということです。

■手ぬぐいは即完売 気になる販売再開の予定は…?

平野選手が金メダルを獲得して以降、この商品への問い合わせが殺到。平野選手が着用していたモデルは即完売となりました。

SNS上には「もう売り切れている」「もう買えないのか」といった声が相次いでいます。デザイナーの相澤さんに販売再開の予定を聞いてみると…。

「いろいろ調整をして、3月の上旬には再販できるようにやってます」

世界に衝撃を与えた平野選手のビッグプレイと同時に注目を集めた手ぬぐい。平野選手の活躍で、いまごろ、日本のみならず全世界で注目を集めているかもしれません。

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